ECでのネガティブ体験があっても95%が「今後もEC利用したい」【ファンくる(株式会社ROI)調べ】
顧客満足度向上プラットフォーム「ファンくる」を運営する株式会社ROI(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:山口敬人)は、「ファンくる」会員を対象に定期的に消費者の意識調査を実施している。今回は、コロナ禍におけるネットショッピング利用についての意識調査(有効回答数936名)を2021年12月15日~12月20日に実施した。ここではその概要についてポイントを絞って見ていく。
調査概要
調査方法:インターネット調査
調査対象:一般消費者
回答者:「ファンくる」に登録している全国120万人のユーザー
回答数:936名(男性=317/女性=619)
調査時期:2021年12月15日~12月20日
調査項目:コロナ禍におけるネットショッピングについての意識調査
調査結果
◆1:コロナ禍で利用が増えた人は48% 理由はコロナウイルスの感染対策
◆2:前回の調査(2021年3月実施)と比較して「食品・飲料」の購入がわずかに増加
◆3: 食品をネットで購入するうえで最も重視するポイントは価格
設問: ネットで食品を買う際、どのような基準で購入していますか?
◆4:食品で最も購入したことがあるのはドリンク
◆5:利用意欲は大多数。最もネットショッピングで購入したいものは「食品・飲料」
ECで最も購入したいものは「食品・飲料」
調査結果より、コロナ禍で利用が増えた人は48%で、その理由はコロナウイルスの感染対策だった。前回の調査(2021年3月実施)と比較して「食品・飲料」の購入がわずかに増加し、食品をネットで購入するうえで最も重視するポイントは価格であった。また食品で最も購入したことがあるのはドリンクで、利用意欲は大多数となり、最もネットショッピングで購入したいものは「食品・飲料」だった。
コロナ禍の自粛による影響でネットショッピングの利用が増えた中、「食品・飲料水」の購入率もわずかに上がっていることがわかった。購入の決め手は全年代で価格の安さを重要視するものの、若い世代では早く届くこと(利便性)を重視する方の割合が多く、年代が上がるにつれ産地にこだわるなど、質を重視しているようだ。
過去にネットショッピング利用の失敗を経験し、がっかりしたことがある人であっても、そのほとんどが今後もネットショッピングを利用したいとしており、過去のECにおけるネガティブな体験は利用意欲に影響しないとも見て取れる。
その中で「食品・飲料水」を今後も購入したいとする人は34%で、現在最も購入されている「生活雑貨・日用品」よりも購入の意向が全体的に高くなる結果となった。今後、ますます「食品・飲料水」利用が増えそうだ。
「ファンくる」(https://www.fancrew.jp/)