飲食店ECサイト『eEAT』に配達代行サービス追加 エニキャリが配送を担当

ECのミカタ編集部

株式会社エニキャリは、同社の配達管理システムと株式会社グルメパートナーズ(以下、グルメパートナーズ)が提供する「eEAT(イート)」が連携し、これにより配達代行サービスが追加されたことを公表した。

自前での配達スタッフ確保が不要に

ラストワンマイルに特化した物流ソリューションを提供する株式会社エニキャリ(以下「同社」)の配達管理システムとグルメパートナーズが提供する飲食店特化型オンラインショップ制作サービス「eEAT(イート)」が連携を開始した。

今回の連携により1月25日より「eEAT」のデリバリー機能に配達代行サービスが追加され、同社が配達代行や配達管理など配達関連全般を担当する。「eEAT」利用飲食店においては、自前での配達スタッフ確保が不要となり、手軽でスピーディーなフードデリバリー運用が期待できるとしている。

◆「eEAT」における配達代行の概要(2022年1月25日時点)

対象サービス:「eEAT」のデリバリー
内容:デリバリー機能に配達代行が追加され、飲食店は自前配達または配達代行が選択可能となった。
配達代行:エニキャリ
提供開始:2022年1月25日
配達代行対象エリア:東京都主要エリア、横浜市西区を中心とする周辺エリア ※今後順次エリア拡大予定。

「eEAT」における配達代行の特徴

「eEAT」における配達代行の特徴

同社がまとめる「eEAT」における配達代行の特徴は次の通りだ。

◆配達スタッフのいない飲食店でもデリバリーが可能に

これまでのデリバリー機能では飲食店による自前配達が多かったが、同社が提携パートナーとして配達を代行するため、配達スタッフのいない飲食店でもデリバリー受付が可能となる。注文情報は自動的にシステム連携され、飲食店に煩雑な業務は必要ない。

◆安心・安全のデリバリー体制

フードを運ぶ際に心配される異物混入や時間経過に伴う品質劣化などが起こらないようなトレーサビリティの仕組み、そして未開封を証明できるシールなど、「安心・安全」の体制で同社が商品ピックアップから配送までを行う。

◆エニキャリとグルメパートナーズが連携したサポート体制

顧客都合で受け取りができない場合や交通トラブルで配達が遅延する場合など、同社オペレーターとグルメパートナーズが連携して、利用顧客および飲食店に対して適切に対応する。

エニキャリ×eEAT

エニキャリ×eEAT

「eEAT」は、テイクアウトやデリバリーの注文・決済機能を搭載する飲食店に特化したECサービスだが、飲食店が自前で配達を行うリソースやナレッジがないといったことから、デリバリー機能の利用は一部飲食店に留まっていたという。

今回、飲食店にかかるデリバリー業務の負担軽減ならびに優れた顧客体験の提供を目的に、グルメパートナーズと、柔軟な機能連携ができる配達管理システムおよび配達スタッフを自社保有する同社がタッグを組むことになったのだ。

これまでもエニキャリは、ラストワンマイル物流にフォーカスしたサービスを提供してきたが、今回の連携を通して、より立体的な事業者支援が可能となり、多くの中小事業者のビジネスを後押しすることになりそうだ。

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