「プチプラ」に対するイメージの9割がポジティブ、リピート購入している人は28.4%
株式会社ネットプロテクションズ(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:柴田紳)は、同社の後払い決済を利用している10~70代の会員を対象にプチプラ※への意識や購買に関するアンケート調査を実施。2637名から有効回答を得、その結果を発表した。
※「プチプラ」とは「プチプライス」を略した言葉で、「値段が安い」だけでなく、安くて高品質、安くてかわいいなどの価格以上の価値がある商品を意味する。
プチプラに対して最も多いイメージは「買いやすい」
プチプラ商品についてどんなイメージを持っているか尋ねた結果、プチプラに対するポジティブなイメージ(回答数5952)はネガティブなイメージ(回答数631)の10倍弱の回答を集めた。
ポジティブなイメージの項目として回答が多かったものは「買いやすい」が36%、次いで「バリエーションが豊富」が13 %、「人気がある」「話題性がある」が10%と並ぶ結果となった。また、自由記述回答で「試しやすい」などの回答も寄せられた。
興味を持つプチプラ商品のジャンル1位は「ファッション」
次に、「プチプラ商品を購入する際によく購入する、またはよく興味を持つ商品ジャンル」を聞いた。その結果、「ファッション(22%)」「生活雑貨(20%)」「コスメ(16%)」が上位に挙がった。
また、「プチプラ商品にまつわる嬉しかったエピソード」を尋ねたところ、以下のような回答があった。
・流行のものが、すぐに安く買えたのでありがい(50代女性)
・お得なうえに試供品も入っていて感動し、リピートした(40代女性)
・気に入ったもの・納得のいくものに出会えて周りに紹介したくなるほど嬉しかった (40代女性)
・自分に合う色を探すのに、安くで試せる(40代女性)
プチプラをリピート購入している人は28.4%
さらに、「気に入って何度も購入しているプチプラ店・商品はあるか」聞いた結果、「ある」と回答した人は約3割(28.4%)であった。
リピート購入者の3分の1は月2回以上購入
また、「気に入ったプチプラ商品や販売サイトがある場合、購入する頻度はどのくらいか」という問いに対しては、「月に2回以上購入する」と答えた人が3分の1程度(33.6%)おり、1ヵ月に複数回購入する層が一定数存在することがわかった。
リピート購入しているジャンルは「ファッション」が46%
さらに、プチプラをリピート購入している人を対象に、リピートしている商品名、またはブランド名を聞いた。その結果、リピートされているプチプラ商品ジャンル別の割合は、「ファッション(46%)」「生活雑貨(26%)」「コスメ(24%)」の3つが多いことが明らかになった。
具体的なコスメブランドとしては、「キャンメイク」「セザンヌ」「ナチュリエ」などが挙げられた。また、ファッションでは「GU」「ユニクロ」「しまむら」などが、生活雑貨では、「無印良品」「ダイソー」「セリア」「3coins」などが挙がっていた。
「安い=ダサい」ではなくなった
一昔前は「安いもの=ダサい」というイメージがあったが、今では「安くても値段以上の価値のあるものを見つける」ことや「安いものを上手に着こなして高く見せる」ことが、ファッショナブルになってきている。「プチプラ」に対するポジティブなイメージの浸透は、かつて「ダサい」といわれた「ユニクロ」が2000年代以降、堂々と人前で着られるブランドへと変化していったことからも見て取れるだろう。
「高いものがおしゃれ」という価値観が失われつつある今、プチプラ商品やプチプラブランドへの根強い人気は続きそうだ。