「ヤフOFF! フラッグシップストア渋谷センター街」が ヤフオク! 出品の手数料を一律30%に変更
高額商品の手数料を引き下げて、利用しやすく
ヤフーとブックオフは、「ヤフOFF! フラッグシップストア 渋谷センター街」で展開している「ヤフオク!出品窓口」の手数料を、10月11日(土)より、現在の25%~45%から一律30%に変更する。
窓口の運営会社である株式会社マーケットエンタープライズとYahoo! JAPANによる協議の上、決定した。
「ヤフOFF! フラッグシップストア 渋谷センター街」は、ヤフーとブックオフが共同で展開する新たなリユース体験店舗で、9月26日(金)にオープンしたものだ。
しかし、「ヤフオク!出品窓口」の手数料は落札額に応じて25%~45%となっており、少しわかりにくい。そのためユーザーからは一律スタイルに変更する要望が多数届いており、一律30%という、シンプルでわかりやすい方式にしたのだという。
また、ネット上では「高額商品の手数料が高すぎる」という声も多かった。
この点について、ヤフーでは「落札額1万円以下の手数料(45%)が大幅値下げとなるため、この窓口がもっと身近になることを期待している」とコメントしている。
「3方が得」の素敵なビジネス
「ヤフOFF! フラッグシップストア 渋谷センター街」は、簡単に言えばヤフオク!への出品コーナーがあるブックオフだ。ヤフオク!出品経験がない人でも、出品を代行してもらえるので、「リサイクルショップに持ち込んだけれど、値段が不満なので、ここで出品してほしい」とか「ヤフオク!の出品に必要なヤフープレミアムに登録していないけれど、自分のコレクションはマニアに高く売れるはず」といった出品依頼物が、数多く持ち込まれている。
ヤフオク!での出品には向き不向きがある。向いている人は始めたとたんにハマって、睡眠時間を削ってやり続けたりするが、向いていない人にとっては文章を書いたり、写真を撮ったり、落札者とやり取りしたりといった一連の作業そのものが煩わしい。買い叩かれるとわかっていても、近所のリサイクルショップに持ち込んだり、値段が付かなければごみとして捨ててしまうことも少なくないであろう。
その隙間を埋める形として、最近は代行業者も出てきているが、信頼できる業者を探すのには手間がかかる。
その点、ブックオフなら信頼性は高いので安心して任せるし、対面してやり取りできるので、ますます安心というわけだ。
商品が売れれば、当然ヤフーも儲かる。ブックオフも儲かる。出品者は手間要らずで儲かる。
いわば「3方が得」のビジネスだが、「手数料一律30%」によって、ますます人気が出ると予測される。