【ホームセンター×家電EC】エクスプライスがDCMホールディングスと資本業務提携を実施

ECのミカタ編集部

エクスプライス株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:稲積憲、以下「エクスプライス」または「同社」)は、DCMホールディングス株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長兼COO:石黒靖規、以下「DCMホールディングス」)と資本業務提携を行うことを公表した。

ホームセンター×家電EC

家電EC「XPRICE(エクスプライス)」等を運営するエクスプライス社は、全国でホームセンター事業を展開するDCMホールディングスと資本業務提携を行うことを公表した。エクスプライスは、2004年の創業以来ECに特化し、家電を中心とした豊富な品揃えとサービス展開を通じて事業を拡大してきた。

バリューチェーンを深化させる

バリューチェーンを深化させる

同社は、2021年4月より「家電ECならではの究極(Xtreme)のサービスを、信頼できる価格(PRICE)で提供する」という想いを込めたリブランディングに取り組んできた。その結果、自社サイトにとどまらず楽天市場、PayPayモール、Yahoo!ショッピング及びAmazonをはじめとするECプラットフォームにも出店する日本最大級の専門店EC事業会社として成長している。

今回同社は、企業理念の実現及びブランディングの推進に加え、さらなる家電EC事業の成長及び企業価値向上を実現するため、バリューチェーンの様々な分野でシナジーを発揮することができるDCMホールディングスとの資本業務提携に至ったのだ。

リアル店舗とECで相互送客を目指す

リアル店舗とECで相互送客を目指す

公表に際して、同社では次のように述べている。

「エクスプライスの法人や経営陣等はこれまでと変わりなく、家電の仕入・販売は引き続き独立して行います。そのうえでDCMホールディングスの多様な経営資源を活かし、リアル店舗の活用や相互送客、非家電領域の品揃えの拡充、物流のスピードアップとコストダウン、上場企業としての信用力向上、資金力の強化など事業上のシナジーを創造し、お客様の安心・便利を追求してまいります。これによりエクスプライスの家電EC事業の成長を加速させるとともに、DCMグループにおけるデジタルシフト戦略の一翼を担い、相互の事業発展を目指します」

これまでもECとリアル店舗の連携は、さまざまな業種や事業者で行われてきた、いまや王道の施策とも言える。今回、企業の枠を超えて、家電に特化した急成長するEC企業であるエクスプライスとホームセンター大手のDCMが手を組むこととなった。事業者やブランド内でのオムニチャネルあるいはOMO展開と違い、すでにそれぞれの分野で実績を重ねてきた企業同士の業務提携であり、今後の展開にも注目と言えそうだ。

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