Facebook広告の基礎知識を解説！費用やメリットは？

2022/03/07

ECのミカタ編集部

Facebook は国内のみならず世界的にもユーザー数を伸ばしているSNS です。今回はFacebookやFacebookファミリーと呼ばれる、Instagram、Messenger、AudienceNetworkに出稿できる広告についてご紹介します。各媒体でどのように配信されるのか、料金やECサイトの事例も紹介するのでこれからFacebook広告の活用を考えている方は参考にしてください。

Facebook広告とは

Facebook広告とはその名の通りFacebook内で表示される広告です。Facebookのユーザー数は世界で26億人、日本の月間アクティブユーザー数は2600万人と言われており、ユーザー数の多さやターゲッティング精度、ビジネス向けの使いやすさから企業での活用が進んでいます。

またFacebook広告では、Facebookだけではなく、インスタグラム、メッセンジャー、オーディエンスネットワークの4つの掲載先へ広告配信が可能です。

Facebook広告の媒体種類別の広告が表示される箇所

Facebook広告には4つの広告掲載先があります。
それぞれ表示される箇所を解説します。

Facebook広告の媒体種類別の広告が表示される箇所

ニュースフィード（PC・モバイル両方）

引用：https://www.glad-cube.com/

ニュースフィード（タイムライン）とは、ユーザーがログインした最初の画面で、投稿が表示される画面です。パソコンの場合はデスクトップニュースフィードの3カラムの真ん中の部分、スマホの場合モバイルニュースフィードの全画面に表示されます。

Facebookストーリーズ

引用：https://www.glad-cube.com/

Facebookストーリーズは、投稿アップ後に24時間以内に消去される投稿です。短い動画や写真を連投することができます。このFacebookストーリーズの場所に縦型広告を表示することができます。

Instagram（インスタグラム）の広告表示箇所

ニュースフィード（モバイルフィード）

引用：https://www.glad-cube.com/

Instagramに表示されるタイムラインのことです。一般的な投稿と変わらず、投稿と投稿の間に広告を表示できるので、ユーザーに違和感なく表示ができる広告です。

Instagramストーリーズ

引用：https://www.glad-cube.com/

Instagramストーリーズとは、フェイスブックストーリーズ同様に24時間で自動的に消える投稿です。動画や写真を配信でき、ユーザーが普段複数のストーリーズを見る際にスワイプで切り替える時に、広告を表示できます。

Messenger（メッセンジャー）の広告表示箇所

引用：https://ja-jp.facebook.com/business/ads/messenger-ads

Messengerは、Facebookのユーザー同士でメッセージのやり取りを行えるアプリです。
Messenger広告は、受信箱のスレッドとスレッドの間に表示されます。またMessengerストーリーズの広告は受信箱のストーリーズとストーリーズの間に表示されます。

Audience Network（オーディエンスネットワーク）の広告表示箇所

オーディエンスネットワークは、Facebookが提供するアドネットワークを利用することで
フェイスブックやインスタグラムのユーザーデータをFacebookのサービス外でも活用することができます。配信先は、グノシー、食べログ、東洋経済などのニュースメディアやグルサイトなどがあります。

Facebook広告のメリット

ターゲッティング精度が高い

フェイスブックは細かい条件設定により、精度の高いターゲッティングができることが特徴的です。実名制を基本とした正確なデーターベースから性別、年代、趣味、嗜好などを出向前に細かく設定できるため、広告主の意図に沿ったターゲットへ配信が可能です。また、いいねなどのアクティビティを元にも詳細なターゲティングを設定することも可能です。

アクティブユーザーが多い

Facebookは月間のアクティブユーザー数はFacebookが2,600万人（2019年7月時点）、Instagramが3,300万人（2019年6月時点）と、大きなシェアを誇っています。そのため細かいセグメントを指定しても多くのターゲット層に広告を届けることが可能です。

購買ファネルの全ての段階に使える

Facebook広告は消費者の購買ファネル（認知、比較、検討、意思決定、購入）の全てに対して活用することができます。ユーザーは移動中や寝る前、普段何気ないときに1日に何度もSNSを活用しています。そのため、あらゆるタイミングでユーザーにアプローチすることが可能です。

他アプリやシステムとのログイン連携が充実している

広告主が購買履歴を分析する方法としてクッキーを利用したトラッキングを行っていましたが、マルチデバイスを前提としたデータを取得する場合はクッキーではトラッキングできません。Facebookは他アプリやシステムとの連携が充実しているため、Facebookのアカウント情報を活用することで分析精度をさらに高めることができます。

豊富な広告フォーマット

動画や写真の広告素材が豊富に取り揃えられおり、広告主の目的に適したフォーマットを活用することができます。

Facebook広告の入札方法と費用相場

入札方法

Facebook広告はオークションという仕組みがあり、競り勝った広告がユーザーへ表示がされ、入札価格、推定アクション数、広告品質の３つによって審査が行われます。
この3つの要素から広告の関連度が計算され、関連度が高い広告が優先して表示されます。
ユーザーと広告の関連性が高ければ、入札価格の高い広告よりも価格の低い広告が表示されることもあるので、費用をかけずにFacebook広告を運用するためには、最適な配信ターゲットを選び、反応しやすい広告クリエイティブを作成することが大切です。

費用

Facebook広告では、広告が1000回表示されるごとに料金が発生する「インプレッション課金」が採用されています。一部のキャンペーンでは、広告がクリックされたときのみ料金が発生するものや、クリック課金が選択できるものもあります。

初めて利用する場合の予算は最低月間3万円〜10万円は確保するべきでしょう。予算から逆算して1日の予算金額を設定し、その中でどのような結果がでるかテストで検証して改善していくのが理想的な運用方法といえます。

Facebook広告出稿の予算以外に動画やバナー作成などのデザイン制作費用を外注すると最低でも月額10万円程度が最低予算になることを注意しましょう。