複数の通販モールをコントロールできるクラウド型管理システム「SHOPSTAR」新登場
■楽天、Yahoo!、DeNAなどへの出品を一元管理
eコマース運営支援企業の 株式会社SAVAWAY(以下「サバウェイ」)は、同社が提供するネットショップ向けクラウド型業務管理システムを全面刷新することを発表した。
新たなサービスの名称は「SHOPSTAR(ショップスター)」。11月下旬からの提供開始に先立ち、先行予約の受付を10月20日から開始した。
サバウェイはNHN PlayArt 株式会社の子会社であり、同じく子会社の株式会社データホテルと2015年1月1日付で経営統合することが発表されている。今回のサービスは、統合後の新会社となる「テコラス株式会社」が推進するBtoB事業における中核ソリューションのひとつとなる。
「SHOPSTAR」は、楽天、Yahoo!、DeNAショッピングなどの各種モールから各種ショッピングカートシステムの「受注」「在庫」「商品」情報を一括で管理する多店舗管理ツールである。各モールで用意されたシステムを全く意識することなく、一画面ですべての受注情報を処理、商品情報や在庫情報も一元的に管理することができる。
新商品を新たに掲載する際は、SHOPSTARに商品情報を登録するだけで、各店舗へそれぞれ商品情報を掲載できる。また、セール時の商品名・価格修正なども、一括で変更できる。それぞれのサイトへアクセスして、一つひとつ記述するようなことはしなくてよい。
そのため各種モールに同時出品している企業にとっては、画期的なクラウドシステムとなっている。
■NHNPlayArt社のノウハウ導入で、グレードアップしたシステムへ
「SHOPSTAR」には、サバウェイが10年間にわたって蓄積してきた多店舗ネットショップ管理のノウハウを引き継がれ、より統合的に管理を行えるようになる、という。
スタートアップ時に無料プランを選択すれば気軽に始められるので、試してみて、使い勝手がよければ、より充実した有料プランに移行してもよいだろう。無料プランで蓄積したデータも、そのまま有料プランに引き継ぐことができるし、有料プランに移行後、自社が必要とする形にカスタマイズしていくことも可能だ。
サバウェイのノウハウは親会社であるNHNPlayArt社に引き継がれたが、NHNPlayArt社のノウハウもサバウェイへ持ち込まれ、オンラインゲームやスマートフォンアプリのUI・UXノウハウを応用することで、より使いやすく設計された。
さらにハンゲームやスマートフォンアプリで突発的に発生する超高負荷への対応法も応用されて、セール時や繁忙期も余裕を持って対応できるという。
これまでに提供されてきた「サバスタ」などもすぐれたシステムだが、今後、大幅にグレードアップしたサービスが期待できそうだ。