【MakeShop byGMO × WorldShopping BIZ】API連携を開始 手軽なオペレーションで海外販売を実現

ECのミカタ編集部

GMOメイクショップ株式会社(代表取締役社長:向畑 憲良 以下「GMOメイクショップ」または「同社」)が運営する「MakeShop byGMO」は、株式会社ジグザグ(代表取締役:仲⾥ ⼀義、以下「ジグザグ」)が運営する「WorldShopping BIZ」とサービス連携を開始した。

ウェブインバウンドで販路の拡大を

GMOインターネットグループのGMOメイクショップが運営するネットショップ構築ASPサービス「MakeShop byGMO」は、2022年4月1日(金)より、株式会社ジグザグ運営する「WorldShopping BIZ」とサービス連携を開始した。

これにより、「MakeShop byGMO」を利用するEC事業者は、「MakeShop byGMO」の管理画面から申し込むだけで、より手軽に越境ECを始めることができるという。また購入代行の仕組みをとる「WorldShopping BIZ」を利用することで、事業者自らが海外対応する必要なく、ウェブインバウンド獲得による販路の拡大を目指すことができるようになるとしている。

サービス連携の概要

サービス連携の概要

購入代行の仕組みをとる「WorldShopping BIZ」を利用することで、「MakeShop byGMO」を利用のEC事業者は、直接海外対応することなく手軽に越境ECを始めることができる。

「WorldShopping BIZ」を導入したECサイトを海外ユーザーが訪問した場合、多言語入力フォームが表示され、「WorldShopping BIZ」側で決済が完了する。カスタマーサポートや海外発送も「WorldShopping BIZ」が対応するため、EC事業者側では国内の倉庫へ商品を発送するだけで対応が完了し、インボイスの作成も不要だ。

販売手数料は無料、海外送料は購入した海外ユーザーの負担となるため、国内でのECサイト運営費以外に追加費用負担は無く、コスト面の心配をする必要もないとしている。「WorldShopping BIZ」を導入するには、通常ECサイトにJavaScriptタグを追加して設定する必要があるが、「MakeShop byGMO」はサービス連携しているため、申し込みすれば自動で設定が完了する。

EC事業者の海外展開をサポート

公表に際して同社では次のように述べている。

「GMOメイクショップは、低コストで本格的なネットショップを構築できるASPサービス『MakeShop byGMO』を2004年に提供開始いたしました。EC事業の成功を支援するため、ショップ運営者の売上の総和である流通額を最重要指標として機能強化やサポート体制の強化、連携サービスの拡充などを進めてきた結果、2012年以降10年連続で年間流通額業界No.1を獲得しています。

一方ジグザグは、日本のいいものを228の国と地域に住むユーザーへ届けるウェブインバウンド・越境EC支援サービス『WorldShopping BIZ』を提供しています。多言語対応・海外決済・海外発送までを一気通貫で行い、EC事業者のもっと簡単・もっと安全な海外販売の実現をサポートしています」

2020年以降、新型コロナウイルス感染拡大防止のための入国制限の影響によりインバウント消費が減少する中で、越境EC化によるウェブインバウンドへの関心が高まっており、「MakeShop byGMO」でも越境ECの相談が寄せられる機会が増えていたそうだ。

しかし越境ECを本格的に運営するのはハードルが高く、サイトの翻訳や問い合わせ対応時の「言語の課題」、海外発送用の梱包・保証の対応に加えインボイス作成の手間といった「物流の課題」、海外決済への対応とそれによる不正決済のリスクといった「決済の課題」など、事業者の負担が大きいという課題があったという。

これらの課題を解決し、より手軽に越境ECを始められる環境を整備するため、GMOメイクショップは、2022年3月にジグザグと資本業務提携を行ない、「MakeShop byGMO」と「WorldShopping BIZ」のAPI連携を進めてきたのだ。今回、両サービスの連携が開始されたことにより、日本国内で運営しているECサイトを手軽に海外対応することができ、シームレスな海外販売を実現するとしており、多くのEC事業者の海外展開が加速することになりそうだ。

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