TikTok、ショッピングカートシステム「OpenCart」と日本での提携を開始
TikTokは、ショッピングカートシステム「OpenCart(オープンカート)」との日本での提携を発表した。この提携により、あらゆる規模の企業やブランドが、「コミュニティコマース」というTikTokならではの購買文化を活用できるようになり、TikTokに存在する熱心なコミュニティにリーチできるキャンペーンの作成が可能になるという。
TikTokのコミュニティコマース
TikTokには、コミュニティコマースという唯一無二の購買文化があり、クリエイター主導のクチコミマーケティングは、コミュニティの力によってブランドや商品を素早く広めることにつながっている。
マテリアルが実施した「TikTok Marketing Science Global Retail Path To Purchase Study 2021」によると、TikTokユーザーの3人に1人がTikTokで見つけたものをすぐに買ったことがあり、またTikTokユーザーは他のプラットフォームのユーザーよりも、プラットフォーム上で見た商品を友人や家族、同僚にもおすすめする確率が50%以上高いことが明らかになった。
このようにTikTokでは、ユーザーが商品のレコメンデーションの源となっている。
ワンストップ・ECソリューションが実現
TikTokとOpenCartの統合は、情報感度が高く熱心なユーザーがTikTokで商品を発見・購入することをさらに簡単にし、以下のような収益アップにつながるワンストップ・ECソリューションを実現する。
・TikTokの最新のPixelをワンクリックでインストールし、キャンペーンを最大化
・企業やブランドの既存のカタログをワンクリックで同期
・OpenCartのダッシュボードから離れることなく、多様な広告形態から1つを選択し、魅力的なコンテンツをわずかな時間で作成
今回のOpenCartとの提携により、TikTokのコミュニティコマースがワンストップで実現する。「TikTok売れ」という言葉も生まれるなど、Z世代を中心に流行の発信地となっているTikTokがECビジネスに与える影響は、今後さらに大きくなりそうだ。