スマホ画面に直接スタンプを押すスタンプラリー機能を「OFFERs」に追加
機能導入第一弾は、東京渋谷の東急百貨店3店で
Leonis& Co.(レオニス)は10月29日、オムニチャネルマーケティングシステム「OFFERs」にスタンプラリー機能を追加したことを発表した。
レオニスはトランスコスモスの子会社で、オムニチャネルマーケティング事業を展開している。「OFFERs」とは、ターゲットユーザーのスマートフォンに対して、クーポンやレコメンドなどOne to Oneでのオファーを配信・管理・分析が可能なマーケティングソフトフェアである。
従来、モバイルのスタンプラリー機能は、音波やWiFi、GPS、QRコードなどを使うものが多かったため、スマートフォン独自のオペレーションを必要とした。
しかし、今回「OFFERs」に追加されたスタンプラリー機能は、スマートフォンの画面に直接スタンプを押すというアナログ感覚のもの。そのため、スマートフォンの扱いに不慣れな人でも、気軽に参加することができる。
「スタンプラリー」機能の導入第一弾として、10月30日(木)から行われる「SHIBUYAイタリアフェスタ」にて、「スマホスタンプラリー」が開催される。
期間中に渋谷にある東急百貨店3店舗のチェックポイントに設置されたスタンプを、東急百貨店スマートフォンアプリ内の”オファー”機能から開いたWEBページ画面に直接押すことでスタンプできる。
3つのスタンプを集めると、「3店舗の食料品フロアなどで使える200円の金券」がプレゼントされる。
渋谷めぐりでスタンプ集めを楽しむ
東急百貨店は1934(昭和9年)11月に、東京横浜電鉄株式会社(現東京急行電鉄株式会社)の百貨店部として創業された。現在の「東急百貨店東横店」が最初の店だ。
「SHIBUYAイタリアフェスタ」は、この80周年を記念したイベントで、10月30日(木)から11月5日(水)まで「東急百貨店本店」と「東急百貨店東横店」、「渋谷ヒカリエShinQs」の各階にて開催される。ただし、東横店西館催事場、およびスタンプラリーは11月4日(火)までである。
3つのポイントの中には、創業時の「東急百貨店東横店」もちゃんと含まれている。昨年、大幅にリニューアルされたが、なかを歩くと業績が上がるにつれて建物を増築していったことが、なんとなく体感的にわかる。
それに加えて、1967(昭和42年)11月に開店して以来、東急百貨店の中枢として機能し、隣にはアートの牽引役を果たしてきたbunkamuraのある「本店」と、2012年4月に開業し、今では全館がオープンして渋谷でも流行の最先端を行く商業施設となっている「ヒカリエ」の3つをめぐる行程は、東急ひいては渋谷の歴史をめぐる散歩ともなる。
「SHIBUYAイタリアフェスタ」は、「渋谷をイタリア化する・・・」をテーマに、本場イタリアの食材やファッションブランド、雑貨が一堂に会した、五感をくすぐるイタリアの魅力を発信するお祭りとなっている、という。
新感覚スタンプラリーを体験しに、渋谷を歩いてみるのも楽しいだろう。