【メルカリShops】EC一元管理システムとのAPI連携を年内開始

ECのミカタ編集部

メルカリShopsは、株式会社ワサビ(以下「ワサビ社」)および株式会社NOVASTO(以下「NOVASTO社」)と連携し、EC一元管理システム上での在庫管理や受注管理を可能にすることを公表した。

メルカリShops初のAPI接続事例

メルカリShopsは、EC一元管理システムを提供するワサビ社およびNOVASTO社と連携し、EC一元管理システム上での在庫管理や受注管理を可能にすることを公表した。なお今回の連携は「メルカリShops」において初めてのAPI接続事例となる。

ワールドスイッチは、国内、越境販売など複数のECモールへの出品をアシストするEC運営一元管理システムだ。複数モールへの一括出品、海外モールへ出品時の自動翻訳、在庫連携、受注一元管理、出荷送り状発行などの業務を一元化し業務効率化をサポートする。さらにスマホアプリとの連携で在庫管理やレジ業務の効率化にも貢献するとしている。

またReCOREは、「レジ・EC一元管理・会計・CRM・在庫管理・会員アプリ・KPI管理」などの機能が1つになったオールインワンクラウドPOSだ。買取サポート機能で査定効率の向上と標準化を実現する。店頭に在庫を置きながら複数ECモールに併売を行うことができ、回転率を向上に寄与する。さらにShopifyと会員情報と在庫情報を同期し、オムニチャネル化をReCORE1つで実現可能だ。

さらにセルモアは、フリマアプリやECモールへの併売管理が可能なサービスだ。出品・在庫数同期・価格管理・受注管理・売上管理まで、セルモアひとつで管理できる。

「メルカリShops」の商品在庫管理や受注管理が可能に

ソウゾウは、手軽にネットショップを開設できる「メルカリShops」を2021年10月より提供開始し、「Eコマースは新しくなれる。メルカリShopsで全ての人とモノに新たな価値を。」をプロダクトビジョンに、EC化支援事業を推進してきた。

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、オンラインで買い物ができるEC市場に注目が集まったことで、2020年の物販系ECの市場規模は前年対比21.71%伸長した。また2021年は、外出機会が回復したにも関わらず、物販系分野のBtoC-EC市場規模は13兆2,865億円(前年比+8.61%)と引き続き増加しており、EC利用が消費者の間での定着が進んでいる。さらに、EC化率においても8.78%(前年比+0.7pt)と増加傾向にあり、今後もBtoC-EC市場の伸長が期待されている。

その一方で、自社や他のECサイトでオンライン販売を行っている事業者においては、受注管理等を効率化するシステムをすでに利用している場合が多く、「メルカリShops」においてもそのようなシステムとの連携について多くの顧客から要望が寄せられていたそうだ。そのため、初回のAPI連携は「メルカリ」とも相性のよいリユース業界に特化したEC一元管理システムを提供する両社に決定したという。

これによって、EC一元管理システムを通した「メルカリShops」の商品在庫管理や受注管理が可能になり、すでにECサイトを運営している事業者がより「メルカリShops」へ参入しやすくなった。ソウゾウは今後について、各企業とのAPI連携を進めることで、事業者の利便性向上とEC化支援に努めていくとしており、今後の展開にも注目と言えそうだ。

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