9月はビールやスナック菓子等の嗜好品の取引数が前月の1.4倍に
株式会社オークファン(本社:東京都品川区)は10月からの大幅な値上げラッシュに伴うネットショッピング・オークション市場における、ビールやスナック菓子類の取引数の変化を調査した。
調査概要
◆データ抽出期間:2022年7月~2022年9月
◆調査方法:オークファンプロPlus(https://pro.aucfan.com)
値上げラッシュに備える動きが見られた
世界情勢や円安の影響を受け、9月は多くの企業が10月の値上げを発表していた。
それに伴い、ネットショッピング・オークション市場では主に、嗜好品であるビールやスナック菓子の取引数の増加が顕著に現れる結果となった。
賞味期限が比較的長く、また嗜好品として日常的に飲んだり食べたりするものに関してはストック買いをすることで、値上げラッシュに備える動きが見られた。
ビールの取引数は、前月比で約1.3倍の増加という結果になった。
商品としては24缶×複数ケースの取引が最も多く、平均価格は4,200円前後であった。
スナック菓子の取引数は、前月比で約1.5倍と大きく増加。
ビール同様にダンボールや箱買い、詰め合わせといった商品購入が多く、1度の取引価格は1,600円前後であった。
今年度は様々な商品が値上げを発表しており、家計に与える影響は甚大なものとなっている。
販売側としては、値上げ前の駆け込み需要として今回の結果のように一時的に売上が大きくなるが、翌月以降への影響も無視できないだろう。
買いだめによる影響がどこまで続くのか、今後の動向に注目である。