年賀状やプリンターインクにタブレット 多様化と白熱していく年末商戦

年末に向けてチャンスを逃さないために

各種趣向をこらしたおせちの予約や、LINEが日本郵便とコラボし、年賀状文化の再熱化を目指しLINE経由で年賀状を送れるサービスを開始したなどのニュースも記憶に新しい昨今、年末が押し寄せる足音も聞こえ始め年末商戦も本格化が始まりそうである。

株式会社シーコネクトは、インクカートリッジやリサイクルインク専門のECサイト「インク革命.com」にて、2015年(平成27年)の年賀はがきの販売を開始した。インク革命が年賀はがきを販売するのは今年が3年目である。プリンター用のインクは年賀状の印刷がさかんに行われる11~12月の年末時期が売れ時で、年賀状購入に合わせてプリンター用インクも購入してもらいたいという思いから始まった本企画、昨年も好評で、一時売り切れがおこったほどであった。
インク革命ではEC注文のユーザー限定のポイント付与もおこなっており、年賀状にありがちなまとめ買い時などは割引される制度なども併せて利用できお得な期間となっている。

また、「価格.comレポート」のデータ分析によると、年末商戦に向けタブレットの新製品ラッシュが続いているという。競争が激しくなるタブレット業界で、年末に最も注目を集めるのはどのような機種なのか。同レポートでは年末の売れ筋を大胆予測しており、総論として「ハイスペック志向が強まるものの、消費者の価格に対する見方は一層厳しくなっている」という結果が出ている。
タブレット関連の注目度は年末に急増し、今秋で各OSの主力機種が出揃うとともに、年末は低価格モデルが狙い目という意見も。
株式会社ドン・キホーテは、この年末商戦に合わせるような形で、税別5,980円と低価格な7型Androidタブレット「カンタンPad(感嘆パッド)」を本日11月5日に発売した。

イベント好きな日本人のお祭り気分に購買欲を乗せて

なんとなく浮足立ち、慌ただしい雰囲気の年末。買い出しなどで買い物の機会も多くなり、消費者の財布のヒモもつい緩みがちになるもの。そのユーザー心理に乗じる形で、各業界では様々な年末商戦企画が練られているようだ。
おせち、年賀状など、文化に根付いたイベント用品はもちろん、タブレットや生活家電など、「生活」そのものに関わる全ての商品に販売チャンスがありそうである。
独特な切り口を企画し、自社製品の年末商戦参入を考えるのもいいかもしれない。