農家の課題解決を支援するFarmer’s Managerが設立

ECのミカタ編集部

農家の課題解決を支援する株式会社Farmer’s Manager(本社:和歌山県有田市、代表取締役:吉田亮、以下「Farmer’s Manager」または「同社」)が2022年9月28日に設立されたことを同社が公表した。

「Farmer’s Manager」提供サービス

◆農家向け

①海外販路開拓支援、②ネット集客支援(コーポレートサイトやECサイトの構築・運用、ECモールの出店・運用、SNSビジネスアカウントの構築・運用、SEO対策、WEB広告の企画運用、クラウドファンディングの企画運用など)、③リアル集客支援(海外展示会への出展、海外ポップアップストア出店・運用、産直・マルシェへの出品・出店など)、④農繁期の作業支援

◆海外の買い手向け

①日本の美味しくて健康に良い食品・食材の仕入れ支援、②日本の食品・食材の海外現地でのマーケティング・販促支援、③日本の食品・食材を取り扱う海外現地の飲食店・小売店のプロデュース、④海外企業の日本進出や日本におけるビジネス拡大支援

地方を元気にしたい

地方を元気にしたい

公表に際して株式会社Farmer’s Manager代表取締役社長の吉田亮氏は次のように述べている。

「私の地元和歌山県有田市は、600年以上の歴史を誇る日本農業遺産『有田みかん』で栄えた街です。高校卒業後、地元を離れて約25年、実家に帰省するたびに衰退していく街、荒れ果てていくみかん畑を見て、残りの人生を使い、地元のみかん農家さんを支援することで、地元を元気にできないか、またそのノウハウを活用し、全国の農家さんを支援することで全国の地方を元気にできないか、と考えるようになり、この度地元に戻り、起業することにいたしました。

私自身、農業そのものは素人のため、農家さんのように美味しい野菜や果物、お米を作ることはできませんが、長年培った営業、マーケティング、商品企画開発、EC、DX、海外推進、新規事業開発などのスキル・経験を活かし、農家さんの敏腕マネージャー=ファーマーズマネージャーとして、より価値を認めてくれる海外のお客様に商品をお届けしたり、お客様にとってより付加価値の高い商品に生まれ変わらせるなどといった部分で、農家さんのお力になれると思っております。

人気アーティストや甲子園の優勝チームの影に必ず敏腕マネージャーがいるように、農家さんにも敏腕マネージャー=ファーマーズマネージャーがいて、収入が現状の3倍以上に増え、後継者もでき、安心して農業を営むことができる、その結果として、地元和歌山県有田市や全国の地方が元気になっている、そんな善循環のヒト、仕組みづくりを農家さんと二人三脚で実現していきたいと思います。応援よろしくお願いいたします!」

また社名「Farmer’s Manager」には、「農家さんの敏腕マネージャーになり、農家さんが安心して農業を営める社会の実現を目指す」という思いが込められているという。

さらにロゴには、アルファベットの“F”と“M”を組み合わせ、地元和歌山県有田市の美しい空、山、川、海、そして、そこで農業を営む農家さんを応援し続けるという思いを込めて、風にはためく応援旗をイメージしているとのことだ。

日本の第一次産業、特に農業の衰退が言われて久しいが、後継者不足や諸外国の安価な作物の流入、日本における農業の高コスト体質など、その課題の解決は一朝一夕にいかないという見方も多い。しかし市場という視点で広く海外も見据え、日本の農産物に高付加価値を付与し、活力をとりもどそうとする同社の取り組みは、ECの可能性を考える上でも熱い視線が注がれることになりそうだ。

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