かっことROCKETWORKSが業務提携 サイバー攻撃への対策を強化

ECのミカタ編集部

かっこがAI搭載クラウド型セキュリティ対策システムを提供するROCKETWORKSと業務提携

かっこ株式会社(以下:かっこ)は、AI搭載クラウド型ウェブアプリケーションファイアウォール(WAF)「イージス」を提供している株式会社ROCKETWORKS(以下:ROCKETWORKS)と業務提携したことを公表した。

事業者のセキュリティ強化

不正アクセス検知サービス「O-MOTION(オーモーション)」を提供するかっこと、クラウド型セキュリティ対策システム「イージス」を提供するROCKETWORKSが提携することで、サイバー攻撃を入り口でブロック、さらに、漏えいした情報などを悪用しbotや他人に成りすましてアクセスするような不正アクセスについても対策が可能になった。今後より一層、サイバー攻撃に対する守備範囲の拡大と事業者のセキュリティ強化に貢献することとなるだろう。

また、本提携を記念した特別キャンペーンを実施している。

◆キャンペーン内容

▷「イージス」&「O-MOTION」のトライアル無料

▷申込期限:2023年6月末

両サービス概要

◆「O-MOTION」特徴

▷端末特定技術やキータッチなどの操作情報を活用したかっこ独自の検知ロジック(特許第6860156号)
▷認証サービスとの連携により、正常なユーザーへは負荷をかけず、疑わしいアクセスにのみ認証を設定可能
▷WEBサイトにコードを埋め込むだけで簡単に導入可能
▷厳格なセキュリティ対策が求められる金融機関(大手ネット証券や銀行)が採用

◆「イージス」特徴

▷クラウドサービスのため企業様側での煩わしい設定や手続きがない
▷圧倒的なサイバー攻撃への検知能力
▷世界16万か所以上の攻撃データを収集し、AIエンジンで分析するため最新の脅威に対応できる
▷政府機関と研究開発を⾏う専⾨エンジニアが常にサポート可能

サイバー攻撃は過去15年間で約100倍増加

今回の業務提携について、かっこは以下のようにコメントしている。

「近年、Webサイトへのサイバー攻撃が頻発しており、その脅威は過去15年間で約100倍にも増加しています。その手法はAIによる自動化・複雑化された攻撃手法が主流になっています。内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)の『サイバーセキュリティ研究開発戦略』(※1)によると、サイバーセキュリティ攻撃へのセキュリティ強化と対象範囲の拡大をするためにAIの活用に期待が集まるとされており、サイバー攻撃への対策として、AIを用いた検知・診断技術を実装することが重要です。そのようなサイバー攻撃への対策強化を目的として今回業務提携に至りました」

かっこは今後も、多様化する最新の不正手口に関する分析と研究を重ねていくとしている。EC事業者がより手軽に不正対策を導入できるようアライアンスを広げていくことで安心、安全なオンライン取引やネット通販の環境づくりに貢献するはずだ。ECの市場拡大に伴ってサイバー攻撃の数も増加、手口も巧妙化していくことが考えられる。事業者はもちろん、顧客の安全性を守るためにも強固なセキュリティ対策は必須だと言えるだろう。

※1:内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)サイバーセキュリティ戦略本部「サイバーセキュリティ研究開発戦略(改訂)【概要】https://www.nisc.go.jp/pdf/council/cs/kenkyu/kenkyu2021-gaiyou.pdf

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