返品商品や訳あり品の在庫販売ECサービス【ノタメ】がリリース

ECのミカタ編集部

株式会社イーロジス(愛知県名古屋市、代表取締役社長:勝俊秀、以下「イーロジス」または「同社」)は、返品や訳あり品の在庫販売ができるECサービス「ノタメ」を開始した。

訳アリ商品と顧客との出会いを創出

運送事業、倉庫管理業、EC支援事業、飲食事業を展開しているイーロジス(は、返品や訳あり品が増えてきて保管料等で困っている事業者に対して、返品や訳あり品の在庫販売ができるECサービス「ノタメ」を開始した。同社は、「ノタメ」について次のように述べている。

EC事業を運営していく上で検品の結果見つかった軽微な不良やキズ、サンプル品、購入者からの返品や輸送事故によるパッケージダメージなど、良品販売しにくい商品が発生した際に、返送先をイーロジスすることで、訳あり商品販売サイト「ノタメ」に掲載され、新たな顧客との出会いを創出するとしている。

新たな販売チャネルで在庫を活かす

公表に際して同社では、次のように述べている。

「しばしばニュースなどでも取り上げられる話題として、廃棄ロス問題があります。なかでも本来食べられるのに捨てられる食品『食品ロス』の問題は特に注目されており、その量は年間522万トン(令和2年度推計値)といわれています。日本人の1人当たりの食品ロス量は1年で約41kgで、これは日本人1人1人が毎日お茶碗一杯分のご飯を捨てているのと近い量になっています。食品以外にも衣服類(アパレル)でもトレンドの移り変わりなどで年間51万トンが廃棄されており、化粧品や日用品などでも商品の廃棄による環境への負荷は世界的にも問題になっています。

事業系・供給側となるブランドやメーカーもそういった問題の解決、持続可能な社会を目指すためSDGsへの取り組みが活発になってきていますが、サンプル品やB品、在庫の滞留、流通過程でのダメージなど、商売を行う上でどうしても発生してしまう商品を0には出来ないのも事実です。同時に、ブランディングが重要とされる市場で、『訳あり品を大々的に販売することでブランドのイメージを悪化させるのではないか?』というビジネス側の心配も当然あります。

性質の異なる経営課題に対して、廃棄ロスを減らす取り組み(リデュース:Reduce)をイーロジスではおすすめしています。EC事業を運営していく上で検品の結果見つかった軽微な不良やキズ、サンプル品、お客様からの返品や輸送事故によるパッケージダメージなど、良品販売しにくい商品が発生した際に、返送先をイーロジスにしていただくことで、訳あり商品販売サイト『ノタメ』に掲載され、新たなお客様との出会いを創出します。御社のEC事業で発生する不良在庫をただ眠らせておくだけではなく、まだ見ぬお客様に使っていただく広告アイテムとして、有効活用できます」

同社も述べているように、EC市場をはじめとしてアイテムを販売する上で、在庫の存在は切っても切れない課題となる。同社の「ノタメ」は、返品商品や訳あり品の在庫販売ECサービスとなっており、事業者の在庫の廃棄ロスを削減し、ビジネスに貢献するだけでなく、SDGsにも寄与するものとなっており、多くのEC事業者にとって新たな選択肢ともなりそうだ。

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