秋田の魅力を発信するECサイト「詩の国商店」がクラファンで目標の145%を達成

ECのミカタ編集部

詩の国秋田株式会社(代表取締役:伊藤晋宏、以下「詩の国秋田」または「同社」)は、県内事業者とのコラボ企画 第1弾として、「秋田・湯沢 雪中貯蔵協会」とクラウドファンディングを実施し、目標金額の145%の支援金を集めたことを公表した。

県内外から多くの支援が集まった

食品や工芸品を中心に、厳選された秋田県産品の販路開拓や魅力発信を通じて秋田県が抱える社会課題解決に取り組む地域商社 詩の国秋田は、2023年3月3日、県内事業者とのコラボ企画 第一弾として、「秋田・湯沢 雪中貯蔵協会」とクラウドファンディングを実施し、目標金額の145%の支援金を集めることに成功した。

これからの活動拡大のため、また湯沢市の認知度を上げ、地域を再び盛り上げるために、今回、同社は「秋田・湯沢 雪中貯蔵協会」とクラウドファンディングに挑戦。クラウドファンディングは秋田県特化のクラウドファンディングプラットフォームSCOP(スコップ)にて実施され県内外から多くの支援が集まったとのことだ。

そこにある資源を活用することで地域活性化を目指す

そこにある資源を活用することで地域活性化を目指す

SCOP(スコップ)は、株式会社秋田銀行(頭取:新谷明弘)と株式会社秋田魁新報社(代表取締役社長:佐川博之) および株式会社CAMPFIRE(代表取締役:家入一真)が秋田県の地域課題の解決ならびに活性化を目的に開設した購入型・寄付型クラウドファンディングサービスだ。 

また雪中貯蔵協会は、秋田県湯沢市、県内でも屈指の豪雪地帯で地域の事業者が協力して雪中貯蔵を行っている団体だ。古くから雪国に伝わってきた雪中貯蔵は、野菜などの食材を雪の中で低温熟成することで甘みや旨みを増加させると言われている。

湯沢市の若手事業者たちは、この伝統的に家庭で行われてきた雪中貯蔵を事業化することで、「農作物に付加価値が生まれるのでは?」と考え、2021年に雪中貯蔵協会を設立したそうだ。現在では、野菜に限らず、リンゴや日本酒、味噌、珈琲豆などの雪中も行っている。雪という湯沢に有り余る資源を利用することで、地域の活性化を目指すとのことだ。

ECサイト「詩の国商店」で新商品を公開

ECサイト「詩の国商店」で新商品を公開

詩の国秋田は、秋田県内の事業者の取り組みを全国に広めるため、クラウドファンディング企画を継続して実施するとしている。また、詩の国秋田が運営するECサイト「詩の国商店」には、3月の新商品を公開した。

同社では、県内事業者の認知度拡大のため、今後も地域企業とのクラウドファンディングコラボ企画を継続的に実施する計画で、第2弾の実施についても言及している。ECが持つ力を最大限に発揮し、地域の魅力を発信する試みに、各方面から視線が集まりそうだ。

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