ゲームしながらPontaポイントが貯まる「デリバリープラネット」

ECのミカタ編集部

ゲーミフィケーションを超えた!?


株式会社Showcase Gig(ショーケース ギグ)と共通ポイントサービス「Ponta」を運営する株式会社ロイヤリティ マーケティングは協業し、ゲームを楽しみながらPontaポイントが得られ、ピザデリバリー商品の注文が可能なアプリ「デリバリープラネット」(Android 版、iOS 版11月下旬公開予定)の事前予約受付を開始した。

両社はこれまでもゲーミフィケーション型O2Oサービス「Pontaタイム」の企画開発などで協業を進めてきた経緯を持つ。「Pontaタイム」ではゲーミフィケーション型O2Oアプリという形態をとっており、あくまでもゲーム業界のノウハウを活用したポイント獲得アプリという内容であった。
しかし「デリバリープラネット」はゲームがメインとなるアプリに見える。ゲーム内での成果が現実世界の商品やポイントととして獲得できるのは確かに新しいユーザー体験となるだろう。

「デリバリープラネット」はパズルゲームアプリで、ゲームのステージが進むごとにPontaポイントの獲得チャンスがあり、ゲームでの体験と連動してデリバリー商品の注文ができるという工夫がされているという。
ガチャやキャラクターの召喚、パワーアップ要素、友だちとの協力など、ゲームとして長く遊べる仕様もぬかりなく、事前予約やインストールなどでPontaポイントがもらえるボーナスも用意している。

初回のデリバリータイアップとして、ピザハットとコラボレーションしたスペシャルキャラクターが登場し、ピザを注文することでゲーム内アイテムが獲得できるとしており、他にどのようなタイミングでPontaポイントが得られるのか気になってくる。

新しいゲーム体験は成功のカギ


「デリバリープラネットの試みが成功した場合、ゲーム業界に大きな変化を起こす可能性がでてくる。Googleが提供するリアル世界を舞台にした陣取りゲーム「Ingress」は、常に持ち歩くスマートフォンと位置情報を組み合わせた新しいゲーム体験を見事実現し、大きな話題となっている。一日中歩きまわり「痩せる」という評判まで飛び出し、岩手県が観光振興に活用するなどブームは更に大きくなる可能性を感じさせる。
母から子に「今日はピザにするからゲームで頼んで」という会話が成立する時代は果たして来るのか、ゲームを遊んでポイントが貯められるという新しい体験は、どれほどのプレイヤーにリーチするのか非常に興味深い。



−編集部−


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事