GMOメイクショップ、アプリ開発パートナーの募集を開始

ECのミカタ編集部

GMOメイクショップ株式会社(代表取締役社長CEO:向畑憲良、以下「GMOメイクショップ」または「同社」)は、同社の「MakeShop byGMO」のアプリストアのリリースに向け、アプリ開発パートナーの募集を開始した。

API情報や開発ガイドを提供

GMOインターネットグループのGMOメイクショップは、ECサイト構築SaaS「MakeShop byGMO」のアプリストアのリリースに向け、2023年3月27日(月)より、アプリ開発パートナーの募集を開始した。同社は、アプリ開発パートナーに申し込んだ場合、開発者専用サイト『MakeShop Developers』を限定公開し、API情報や開発ガイドを提供するとしている。

アプリ開発パートナー募集の概要

アプリ開発パートナー募集の概要

アプリ開発パートナーは、EC支援事業者や、システム開発事業者、スタートアップ企業などの法人が応募できる。専用サイト『MakeShop Developers』で公開するAPI情報を利用してアプリ開発を行うことができ、開発したアプリが採用された場合、2023年8月にリリースするアプリストア上で、「MakeShop byGMO」を利用するショップ11000店以上に向けて提供が可能となる。

「MakeShop byGMO」をより便利にする拡張機能アプリや、外部サービスとの連携機能アプリ、データ加工などの便利ツールアプリが開発の対象だ。提供形式は無料プランや、買い切り・月次継続課金の有料プランなどが選択できる。有料の場合も、導⼊ショップからの利⽤料回収はGMOメイクショップにて一括して行うため、請求関連の対応に時間を取られることなく開発業務に集中できるとしている。

激変し多様化するECでのニーズに対応

同社も述べているが、昨今EC市場は急成長を遂げ、2021年の物販系分野のBtoC-EC市場規模は13兆2865億円で、前年比8.61%の増加となった。市場の急激な拡大に伴い、ECサイトの機能に関するニーズも多様化している。

GMOメイクショップが提供する「MakeShop byGMO」における2022年の流通額は、市場の成長を上回る前年比11%増の成長となり、3055億円に達した。「MakeShop byGMO」は、利用ショップのEC事業成長をサポートするため、豊富な基本機能に加え、オプション機能の提供や、カスタマイズ開発、外部サービスとのAPI連携などにより拡張機能の提供を進めてきた。

しかし、多様化するニーズにより柔軟かつスピーディーに対応するためには、「MakeShop byGMO」の機能を拡張するだけでなく、これまで以上に外部の技術と連携可能でEC事業者自ら必要な機能を選択して追加できる環境が必要であるとの考えに至ったそうだ。

そこで、2020年に「MakeShop byGMO」のシステムをフルリニューアルする『次世代EC開発プロジェクト』を始動し、その一環として、アプリプラットフォーム構想を立ち上げた。そして、2023年8月をめどにアプリストアのリリースを目指し、そこで提供するアプリ開発パートナーの募集を開始するとともに、開発者向けに専用サイト『MakeShop Developers』を限定公開することとなった。

急速な拡大を遂げると共に常に激変とも言っていい変化を続けるEC市場を前にして、同社が外部とのシナジーをさらに高め、ショップにとってより必要なアプリの創出が加速することになりそうだ。

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