GMOペパボがAIを活用した機能提供の第2弾を発表 ソースコード・連絡事項の自動生成が実現

ECのミカタ編集部

GMOペパボ、AI活用の第二弾としてWebサイトを自動作成しワンストップ公開できる機能などを提供開始

GMOペパボ株式会社(以下:GMOペパボ)は、「ロリポップ!レンタルサーバー byGMOペパボ」と、チーム・教室のための連絡集金サービス「GMOレンシュ」において、2023年4月5日(水)よりOpenAIの「ChatGPT」APIを活用した新機能を提供開始した。

ソースコード・文章の自動生成を実現

GMOペパボでは、「ChatGPT」APIを活用した機能追加の第1弾として、「カラーミーショップ byGMOペパボ」のiOSアプリと「minne byGMOペパボ」にてSNS投稿用宣伝文を自動生成できる機能を既に提供している。

そのため、今回新たに2つのサービスが加わった形となる。

◆「ロリポップ!AIアシスタント(β)」

「ロリポップ!レンタルサーバー byGMOペパボ」のユーザー専用ページ内、「ロリポップ!AIアシスタント(β)」のメニューより、Webサイト制作の目的や用途、使用したい色などのテキスト情報を入力するだけで、WebサイトのソースコードであるHTMLとCSSを生成する。生成されたソースコードは、そのままWebサイトとしてワンストップで公開まで行うことができる上、ソースコードを編集・保存することが可能である。

◆「GMOレンシュ AIアシスタント(β)」

「GMOレンシュ」が提供する「GMOレンシュ AIアシスタント(β)」では、教室が受講者向けに連絡事項を送信できる「お知らせ」の機能上で文面を作成する際、簡単な箇条書きや条件を指定するだけで、文章を自動生成する。習い事・チーム向けの集金・連絡サービスでは初の「ChatGPT」のAPIを活用したお知らせ文の作成機能の導入であり、これまで運営者が個別に行っていたお知らせ文作成の一助としてAIを利用することで、運営業務にかかる運営者の手間の削減を目指す。

今後もAIの活用を加速させソリューションを提供

今回のサービス提供の背景について、GMOペパボは以下のようにコメントしている。

「GMOペパボでは、今後一般化していると考えられるAI技術に着目し、2023年3月22日(月)には、AI活用の第1弾としてEC関連3サービス(『カラーミーショップ byGMOペパボ』『minne byGMOペパボ』『SUZURI byGMOペパボ』)にて、SNSの集客に利用可能なPR文や商品説明文の自動生成機能の提供を発表し実装しています。(中略)さらに、ブロックチェーン等Web3関連の事業検討を行っていくための組織として立ち上げた『ペパボ3推進室』の業務において、生成AIや大規模言語モデルのサービスへの適用や新規事業の検討も行っていくことを追加し、2023年4月1日(土)に名称を『ペパボ4推進室』に変更いたしました。GMOペパボでは、今後もAI(人工知能)の活用を加速させ、より発展した様々なソリューションを提供していく予定です。」

今回提供が開始されたサービスは、既に提供しているプランへ追加料金なしで試すことができる。「ロリポップ!レンタルサーバー byGMOペパボ」では、テキスト情報からWebサイトのソースコードの生成を実現。そして、「GMOレンシュ」では、ユーザーから受講者に向けた「お知らせ」の文面を簡単な条件から自動生成できる。

AIを活用したサービス運用は単純な増員に匹敵する、もしくはそれ以上の効果を発揮するだろう。AIを活用することで生まれた時間により、新たな事業へ展開することも可能かもしれない。目まぐるしい発展を続けるAIへの注目は、今後も大きくなりつづけるだろう。

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