気になるキーワード、ユーザーの反応は？

ヤフーは11月12日、ネットユーザーのリアルな感情がわかる「つぶやき感情分析」の正式版をリリースした。「リアルタイム検索」サービスの一つで、Twitterに投稿された内容を検索し、ユーザーのリアルな反応がチェックできる。

検索キーワードを“感情”という観点から分析できるのが特徴で、検索ワードに対してユーザーがどのような感情を抱いているのかを、ポジティブとネガティブの割合で表示してくれる。新商品の評判や季節の行事など、キーワードに対するユーザーの好き・嫌いの感情を分析する際などに役立つサービスだ。

2013年9月からβ版を公開しているが、今回これに機能の追加や強化を行ったものを正式版としてリリースした。

時系列での感情の変化も分析可能

β版では、分析可能なキーワードが11,000語、分析対象となるのは新着投稿のみに限定されていたが、正式版では過去30日間に投稿された全ての言葉が検索可能となった。

検索期間の絞り込みにも対応しており、最短15分から最長30日まで、期間を指定して検索できる。

さらにβ版からの既存機能であるポジティブ・ネガティブの割合を表す円グラフに加え、ポジティブ・ネガティブの推移を時系列で示すグラフも追加された。

また、分析システムを辞書方式から機械学習方式に変更し、学習の積み重ねによる高い分析精度も期待できる。