電通、米企業らとデータ解析プラットフォーム「Dentsu.io」をリリース

クラウドを活用し高速PDCAを実現

2014年11月12日、株式会社電通は2社と協業し、クラウドを活用した解析プラットフォーム「Dentsu.io(電通アイ・オー)」の提供を開始したと発表した。

協業していくのはTreasure Data Inc.(トレジャーデータ)およびクラスメソッド株式会社。トレジャーデータはデータ収集から分析まで一貫した技術力に定評があり、クラスメソッドはビッグデータの運用を高速化する基盤の構築と運用に強みがある。後者は特に日本国内では初となる「APNビッグデータ コンピテンシー」企業にも認定されている。

これらの3社が協力することにより、「Dentsu.io」では非構造的ビッグデータを高速で分析し、マーケティングの実践に「使える」形で取り出せるようになる。

3社の顧客企業に提供

「Dentsu.io」において、電通は顧客が抱える事業課題の洗い出しと管理指標の設定を、トレジャーデータはクラウド上における多様なビッグデータの高速処理を、クラスメソッドは各種データベースやプロダクト間の連携を図る分析基盤の構築と運用とをそれぞれ担当していくという。

電通が設定した顧客の管理指標はダッシュボード上にリアルタイムで可視化され、その結果を関係者に自動配信することも可能。

「Dentsu.io」は今後3社の顧客企業のマーケティング活動に提供されていく予定だ。