BASEが「HTMLタグ管理App」をアップデート GA4を活用した購入データ分析が可能に
BASE株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役CEO:鶴岡裕太、以下「BASE」または「同社」)が運営する「BASE」は、拡張機能「HTMLタグ管理App」のアップデートを実施した。
HTMLを編集せずにタグを設置
BASE社が運営するネットショップ作成サービス「BASE(ベイス)」は、HTMLのソースコードを編集することなく任意のタグを設置し、外部ツールと連携できる拡張機能「HTMLタグ管理App」について2023年5月17日(水)にアップデートを実施した。
同アップデートによって、カートページや商品購入完了ページにGA4(Googleアナリティクス4)のタグを設置できるようになり、商品購入などの一部のeコマースイベント(購入行動)のデータを取得してより高度な分析を行えるようになった。
「HTMLタグ管理App」アップデート概要
同アップデートでは、商品購入完了ページにもGA4(Googleアナリティクス4)の計測タグを設置できるようになる。GA4(Googleアナリティクス4)のタグを設定すると、自動的に「eコマースイベント」が取得され、購買率(CVR)の取得やWebマーケティング施策が購買に結びついたのかなど、より高度な分析ができるようになるため、精度の高いマーケティング活動や販促活動、サイト改善に役立てることができるとしている。
◆取得できるeコマースイベント名
・purchase(購入完了を示すイベント)
◆取得できるデータレイヤー変数
・注文ID:transaction_id
・注文金額:value
・送料:shipping
・利用されたクーポン名:coupon
・通貨:currency
◆取得できるイベントパラメータ
・商品ID:item_id
・商品名:item_name
・商品単価:price
・注文数:quantity
GA4を活用した購入データ分析が可能に
「HTMLタグ管理App」は、「BASE」を利用中のネットショップを対象に、拡張機能「BASE Apps」のひとつとして提供されてきた。サイト分析や集客につながる外部ツールの計測タグや広告タグなどをHTMLの編集を行わずに設置でき、スムーズな分析を支援している。
同Appでは、「GA4(Googleアナリティクス4)」「Googleタグマネージャー」「Google、Facebook、TikTok、LINE、Twitter、Pinterestといった各種広告計測タグ」をはじめとした様々な外部ツールのHTMLタグを設置できる。
分析から得たデータを元にオンライン広告の効果測定やサイト訪問者の行動分析などが行え、マーケティング施策の改善や、サイト改修、商品企画に活かすことが可能だ。さらに、任意のHTMLタグは30個まで登録でき、Appの管理画面上で一元管理できる。
今回、新たなアップデートが実施されたことによって、GA4を活用した購入データの分析が可能になり、HTMLを編集せずにタグを設置した上で、よりスムーズな分析とマーケティング活動・販促活動に寄与することとなった。同社は今後について、他のeコマースイベント(カート追加・決済開始など)も利用できるようなアップデートを予定しているとのことで、これからの進化にも注目と言えそうだ。