ティアックシステムソリューションズ、ECサイト構築支援サービスの提供開始

ECのミカタ編集部

ティアックシステムソリューションズ株式会社(本社:東京都多摩市、代表取締役社長:松本友伯、以下「ティアックシステムソリューションズ」または「同社」)は、ECサイト構築支援サービスの提供を開始した。

最適なECサイトの実現のための提案・支援を提供

ティアック株式会社(代表取締役社長:英裕治)の子会社であるティアックシステムソリューションズは、EC市場領域にてECサイト構築支援サービスを2023年5月15日より提供を開始した。同社が述べるティアックシステムソリューションズのECサイト構築支援サービスとは、次のようなものだ。

「新規でECサイトを構築したい」「現行のECサイトに課題があるがECサイトの改善にどう着手して良いかわからない」「過去にECサイトを立ち上げようとしたが失敗し、再度立ち上げたい」等の課題を前に、最適なECサイトの実現のための提案・支援を提供するものとなっている。

同社は、導入予算、アイテム数、基幹業務システムとの連携や、ランニングコストなど希望をヒアリングした上で、SaaS型・パッケージ型の利用により最適なECシステムを提案(「makeshop by GMO」「GMOクラウドEC」「アラジンEC」などに対応)。パッケージでは実現できない特有の課題や要件がある場合については、スクラッチ開発での提案も可能とのことだ。

ECサイト構築支援サービスの特徴と概要

ECサイト構築支援サービスの特徴と概要

同社がまとめるECサイト構築支援サービスの特徴と概要は次の通りだ。

◆伴走型サポートでECサイトの構築を支援

▷要求仕様書の作成支援:ECサイトのリニューアルを成功裏に導くためには、社内コンセンサスがとれる要件整理が不可欠だ。ECサイト構築・改善の事前準備として、課題の抽出や要求仕様の整理を現場だけではなく、必要に応じて経営層へヒアリングを行った上で支援する。

▷ハイブリッド開発:同社のハイブリッド開発とは、ウォーターフォール開発とアジャイル開発の利点を組み合わせた開発手法となっており、認識のズレをなくして「顧客事業者の業務に合わせたシステム」を実現する。

◆業務改善

在庫管理/販売管理などの基幹業務システム、倉庫システム、POSレジ、顧客動向分析と顧客事業者に最適なECシステムの連携を行い、ECサイト運用の効率化、受注/出荷業務の省力化を提案する。

◆専任チームによるクラウドサーバ構築

インフラの構築や保守については、同社専任チームによる総合的なサービスを提供する。EC特有の急なアクセス負荷への対応やセキュリティなどのアップデート作業を実施。同社はAWS の認定パートナーだが、GCP(Google Cloud Platform)やAzure等も対応する。

これまでのノウハウとテクノロジーを投入

これまでのノウハウとテクノロジーを投入

国内のBtoC-EC市場規模は2021年に20兆円を突破し、同年のBtoB-ECの市場規模は372兆7073億円と拡大している。一方でEC化率はまだまだ低い水準となっており、BtoC-ECの物販系分野では未だ8.78%だ。長いコロナ禍の影響によって生活様式が大きく変わり、ECサイトでモノ・サービスを購入するのが当たり前になりつつあり、消費者のECサイトへの要求レベルも上がってきている。

そのため、ECの運営者側は商品発送までのリードタイムの短縮や、SNS等を活用した効果的なデジタルマーケティング施策の実施が必要になり、運用作業の負荷が急激に増加している。そのため同社では、多くの企業がECサイトの効率的運用に課題を抱えていることに着目し、業種業界を問わず数多くの企業の基幹業務システムの設計・開発、インフラ構築及び運用サービスを行ってきた経験から、「顧客事業者にとって最適なECの実現を目指したコマースサービス」を提供していくことを決定したのだ。

加熱するEC市場を前にEC展開に乗り出す事業者が増えているが、一方で激しい競争を前に課題に行き当たるケースも少なくない。そうした課題を具に把握しつつ、最適なECサイトの構築を支援する同社のサービスは、多くの事業者のビジネスをさらに加速させることになりそうだ。


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