BASE、ショップ開設数がついに200万ショップを突破
BASE株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役CEO:鶴岡裕太、以下「BASE」または「同社」)は、同社が運営する「BASE」のショップ開設数が、200万ショップを突破したことを公表した。
直近3年で新規開設数が100万ショップ増加
BASE社は、同社が運営するネットショップ作成サービス「BASE(ベイス)」のショップ開設数が、2023年6月1日(木)に200万ショップを突破したことを公表した。また同社は、これを記念してショップオーナーへの感謝の気持ちを込め、集客や販促に活用できるInstagram連動クーポンキャンペーンを2023年6月16日(金)〜25日(日)まで実施するとのことだ。
「BASE」は、2012年11月にサービスの提供を開始して以来、手軽にネットショップを作成できるサービスとして個人・法人・自治体などの行政をはじめ、多くのショップが利用しており、今回ついに累計ショップ開設数が200万ショップを突破した。「BASE」の累計ショップ開設数は、2020年5月に100万ショップを超えており、直近3年で新規開設数が100万ショップ増加したという。
増加背景として、「BASE」のTV-CM放映を通じた認知拡大による利用促進を基盤に、2020年以降は実店舗の運営事業者やイベント・催事での物販を主力事業としていた事業者、観光事業やそれに関連する事業を営む事業者など、これまではオフラインを主力に活動し、インターネットでの販路を持ち合わせていなかった事業者による、新規利用の拡大や副業(兼業・復業)などで自らのビジネスを推進する事業者をはじめとする多様な働き方の浸透があると分析している。
新規機能とアップデートの概要
◆新機能
▷「LOOKBOOK」機能
ネットショップに新規ページを追加できる機能「ページ追加 App」に「LOOKBOOK」テンプレートを追加し、シーズンによって出される商品のコレクションページを作成することが可能になる。「LOOKBOOK」テンプレートを活用することで、一つのページで表現することができるため、ショップや商品の魅力を顧客に伝えやすくなる。
◆既存機能のアップデート
▷「メンバーシップ App」のアップデート
ショップ独自のメンバーシップ(会員制度)作成ができる機能に加え、会員限定で購入にともないポイントが貯まり、ショップが自由に設定した特典と交換ができるポイント制度機能へのアップデートを予定する。
▷「送料詳細設定 App」のアップデート
これまでの複数の配送手段から送料を選ぶことができる機能に加え、常温・冷蔵・冷凍の3温度帯ごとに送料をまとめたり、梱包サイズごとの送料を設定したりすることで、商品の個数や重量に応じた金額への切り替えが可能になる予定。
▷「予約販売 App」のアップデート
現在は約2カ月先までの予約受付期間の設定が可能だが、今後の機能アップデートにより、約1年先まで予約を受け付けることが可能になる。
◆今後リリース予定の機能
現在開発中で今後リリースを予定している機能の一部は次のようなものだ。シーズンごとのコレクションページを作成することができる新機能や、ファンやリピーター等への顧客ロイヤリティ向上を目的としている機能のアップデートなど、CRM施策を強化する機能開発等に取り組んでいるとしている。
幅広いショップに適応する取り組みが奏功
「BASE」では、サービス提供開始から多様な施策に取り組んできたが、特に100万ショップ突破以降は、月商17万円を超えると従来の料金プランよりも手数料を抑えられる新料金体系「グロースプラン」の提供開始や、顧客管理機能のアップデートによる購入者へのCRM向上のサポートなどを通じて、初めてネットショップを開設する事業者だけでなく、売上規模が大きくなったショップの成長もさらに後押しする取り組みを強化している。
リアル店舗出店スペース「SHIBUYA BASE(シブヤ ベイス)」の出店費用無料化やGoogleやTikTokなどの集客や販促を円滑に行うことができる外部プラットフォームとの連携、直近では対話型AI「ChatGPT」を活用したAI機能「BASE AI アシスタント」や、ショップ独自のメンバーシップ(会員制度)作成ができる「メンバーシップ App」の提供など、引き続きショップオーナーが価値を最大化できるよう新たな施策も順次リリースするとのことだ。
さらにショップの集客・販促や効率化を目指した機能だけでなく、2022年には、個人のクリエイターがインターネット上で経済活動を行う上で発生していた「特定商取引法に基づく表記」による個人情報の開示リスクを取り除き、自由にビジネスができる環境作りを推進するため、ネットショップ作成サービスとして初めて特定商取引法の非公開設定機能を実装するなど、ECを利用した経済活動における課題の解消にも取り組んでいる。
2022年11月にサービスを提供開始してから10周年を迎えた「BASE」。この10年の間に月商1億円以上のショップが生まれるなど、売上規模が拡大し続けているショップも少なくなく、はじめてネットショップを開設する事業者だけではなく、幅広いショップが利用しやすい環境構築に取り組んだことで、利用対象が広がったことも開設数の増加につながったと言えそうだ。