物流の人手不足や買い物支援に 自動配送ロボに関する自治体首長サミットを経済産業省とNEDOが主催

ECのミカタ編集部

経済産業省は自動配送ロボットに関する自治体首長サミットを2023年10月16日、13時半から16時までオンライン開催することを発表した。

人手不足や買物困難者を救う自動配送ロボットとは

経済産業省と国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、自動配送ロボットの社会実装を促進するため、技術開発支援や社会受容性の向上に取り組んでいる。今回2023年10月16日に行われる「自動配送ロボットに関する自治体首長サミット」は、先進的な取組が展開されている自治体の首長や企業が登壇し、利活用に対する機運醸成を図る狙いだ。

自動配送ロボットの社会実装に向けて(経済産業省 商務・サービスグループ物流企画室より)

自動配送ロボットとは、物流拠点や小売店舗などの荷物・商品を配送するロボットのこと。EC市場の拡大で宅配需要が急増する一方、物流分野における人手不足や買い物支援に活躍が期待されている(※1)。

※1出典元:自動配送ロボットの社会実装に向けて(経済産業省)

自動配送ロボット、2023年4月から公道走行が可能に

2022年4月19日に「道路交通法の一部を改正する法律案」が可決され、現行の電動車椅子相当の大きさ(長さ120cm×幅70cm×高さ120cm)の自動配送ロボットは公道の走行が2023年4月1日から可能になった。

最高速度は6km/h、歩行者と同じ、歩道、路側帯、道路右側端の通行が求められる。利用には、通行させようとする場所を管轄する都道府県公安委員会への事前届出が必要だ。

自動配送ロボットの社会実装に向けて(経済産業省 商務・サービスグループ物流企画室より)

2020年度以降、全国各地で複数の民間事業者による実証実験が実施されている。今回のシンポジウムでは、各地域の取組発表もあわせて行われるという。今後は技術開発支援やイベントの開催等を通じて、自動配送ロボットの早期普及を図る狙いだ。


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事