ハイブランド専門ショッピングモール「ブラモ!」オープン
AACD会員企業を中心としたハイブランド専門ショッピングモール
株式会社ブラモは11月29日より、ハイブランド専門オンラインショッピングモール「ブラモ!」(Brands Mall)をオープンした。
ブラモ!は、ルイ・ヴィトン、エルメス、シャネル、プラダ、グッチ、などはもちろん、ロレックス、オメガ、パティック・フィリップ、フランク・ミュラーといった、時計や宝石のブランド品を中心に新品からリユース品まで取り揃えるショッピングモール。
参加テナントは30社以上、出品総数10万点以上と国内最大規模としている。
消費者庁が公表する資料によると、財布、鞄、腕時計、衣料品など、ブランド品を主に扱う悪質サイトはとても多い。消費者としては、通信販売など売り手の見えない買い物では、模造品などの心配が常に付きまとうものだ。ブラモ!では、こうした利用客の心配や、購入環境を責任持って全面サポートし、不製品ゼロを目指した「安心保証宣言」を最大の特徴としている。それは、ブラモ!に参加するテナントが日本流通自主管理協会(AACD)の会員企業中心となっているというところも大きい。
AACDは、並行輸入品市場での偽装品や不正商品の流通防止と排除を目指し1998年に発足した民間団体だ。協会独自の商品取り扱い自主基準を定めており監視・管理システムを確立。消費者が安心して買い物ができるブランド品市場を形成するため関係諸機関・団体、及び、関連企業等と連携を図っている。AACDのWebサイトでは、会員企業一覧、会員を騙る企業一覧など、消費者事業者ともに有益な情報が確認できるようになっている。
消費者庁も消費者トラブル防止キャンペーンを開設
消費者庁は、ネット通販を含めた消費者トラブルの増加に伴い「インターネット消費者トラブル防止キャンペーンサイト」を開設、一般社団法人セーファーインターネット協会は「なりすましECサイト」の予防啓発サイトを開設するほど、近年多種多様な消費者トラブルが増えている。ブラモ!のように、ブランド品を中心に扱う店舗や疑われやすいサイトだからこそ、AACD会員を中心としているなどの背景や「安心保証宣言」はとても心強い。
消費者が正しい知識を身につけ、店舗側が模造品や不正商品への厳しい姿勢を表明していくことで、消費者トラブルは確実に減るはずだ。これからECを始めようとする事業者は、ブラモ!を見本に、まずはAACDなどへの入会を目指すというのもブランディングとしての有効な手段となるかもしれない。