「WorldShopping BIZ」がアメリカ向け国際配送を開始 アジア圏では最大75%OFFプランも展開する

ECのミカタ編集部

ジグザグ、越境EC宅配に強いECMSとのパートナーシップを強化し、アメリカ向け軽重量帯のECMS国際配送をスタート

株式会社ジグザグ(以下:ジグザグ)は、「WorldShopping BIZ」においてアメリカ向けの国際配送を開始する。

利用顧客数が最も多いアメリカへ向けてスタート

「WorldShopping BIZ」は、海外販売をはじめたいすべての国内EC事業者に対して、多言語対応・海外決済・海外配送まで支援を行うことで、海外販売をサポートする越境EC対応サービスである。

今回、「WorldShopping BIZ」において、利用顧客数が最も多いアメリカ向けに国際配送を開始。さらに、アジア圏では現行価格と比較して、最大75%OFFのプランを提供する。

配送方法は、EMS/Small Packet、DHL、FedEx、ECMSが利用可能(国と地域によって異なる)。現状、商品がWorldShopping BIZの倉庫に到着後、配送可能な会社の中で最安の国際配送料を計算・選択し請求を行っているが、海外カスタマーは​​日数・料金・配送会社の条件をシミュレートし、荷物の配送キャリアを選択可能である。

◆料金プラン、配送選択イメージ

ECMSとのパートナーシップ強化によって値下げを実現

アメリカへの国際配送開始、について、ジグザグは以下のようにコメントしている。

「今回、日本郵便のEMSと国際小包の国際送料値上げによる影響が長く続いていた中で、軽重量帯に強いECMSとのパートナーシップを強化し、従来の料金設定を見直すことで海外カスタマーのウェブインバウンド®︎(※1)を加速する施策として、海外配送料金の値下げを実現いたしました。これにより、該当国在住の海外カスタマーに向けて、より安全・安心かつ安価に日本からの越境ECをご利用いただくことが可能となります」。

※1:ウェブインバウンド®は株式会社ジグザグの登録商標

インバウンド復活に伴い、越境ECのさらなる拡大が期待される

コロナ禍をきっかけに、小売業界では消費者がオンラインで買い物をすることがスタンダードになり、国境を超えた越境ECの需要が高まっている。

同時に、インバウンドも復活の兆しを見せており、JNTOの推計によると2023年8月の訪日外客数(※2)は約215万人(前年同月比+1169.5%)と、9月に続き200万人を超えた。この事実は日本に親しみを持つ海外顧客の増加はもちろん、国内商品が世界に認知されるきっかけになることも期待されるだろう。

また、多くの訪日外国人は帰国後、越境ECを通じて日本の商品を購入するというデータも存在する。そのため、帰国後を想定したフォロー、コンテンツ発信といった施策が有効になるはずだ。

今後、観光立国として日本が成長していくことを考えると、海外展開のあり方として「越境EC」の存在は益々重要になることが考えられる。今回「WorldShopping BIZ」が提供する新プラン、そしてアメリカ向け配送の開始よって、多くの事業者が新規参入することが期待できるだろう。今後の動向に注目したい。

※2:出典:観光庁「平成30年版観光白書」


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