ラストマイル物流DXのエニキャリとWolt Japanが事業提携 「Wolt Drive」の配送エリアが全国に拡大

ECのミカタ編集部

ラストマイル物流DXのエニキャリがWolt Japanと事業提携、自社デリバリーサイトのための全国配送網を即時構築するサービスを提供可能

株式会社エニキャリ(以下:エニキャリ)は、Wolt Japan株式会社(以下:Wolt Japan)と事業提携し、配達管理システム「ADMS」と法人向け即時配送プラットフォーム「Wolt Drive」とのシステム連携(以下:本システム連携)を2023年12月13日に開始した。

「Wolt Drive」の配送エリアが全国に拡大

「Wolt Drive」はWoltが法人向けに提供する「サービスとしてのデリバリー」だ。商品の即時配送を希望する様々な企業が、Woltのアプリやウェブサイトに店舗ページを開設することなく、通常30分程度で顧客への配送が可能となる。

本システム連携によって、エニキャリが構築する企業独自のデリバリーサービスが「Wolt Drive」に連携、配送エリアが全国に拡大される。より利便性の向上したサービスとして重宝されることが期待されるだろう。

自転車を中心とする物流GXの取り組みを推進

今後エニキャリは、持続可能な物流の実現に向けたフィジカルインターネット(※1)プラットフォームの構築に注力し、運輸業界や倉庫業界などとの提携や外部システムとの連携を進め、シェアリングによって物流リソースの稼働率を向上させる。

さらに、業種業態問わずニーズに応じた最適な短距離配送・デリバリーの構築・運用・代行を推進、ゼロカーボンの実現に向け、自転車を中心とする物流GXの取り組みを推進するとしている。

今回「Wolt Drive」との連携も、そうした取り組みの一環といえるだろう。届け先との最終接点となる「ラストワンマイル」の重要性は、物流現場の人手不足にともない拡大し続けている。エニキャリが推進するIT×自転車配送サービスの需要はこれからも高まるはずだ。

※1:トラック等の輸送手段と倉庫のシェアリングを基盤とする、業務効率化・稼働率向上と燃料消費量・CO2排出量低減による持続可能な物流の実現に向けたグローバルなロジスティクスシステム


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