静岡県の小売大手マキヤがユージュアルグループを子会社化 EC事業へ本格参入、経営基盤の強化を図る

ECのミカタ編集部

静岡のマキヤ、EC関連会社を買収 ネット通販に進出

静岡の小売大手である株式会社マキヤ(以下:マキヤ)は2024年1月24日開催の取締役会において、株式会社ユージュアル(以下:ユージュアル)及び株式会社PEAKS&TREES(以下:PEAKS&TREES)の株式を100%取得し、完全子会社化することを決議。マキヤの店舗小売事業とユージュアルのEC事業の融合による事業拡大を目指すとしている。

株式譲渡日は2024年2月26日、経営体制は当面維持

今回の株式取得に際し、ユージュアルの完全子会社であるCheeky株式会社、KoroPockle株式会社、株式会社La Stantはマキヤの孫会社となる。

ユージュアルグループは「Amazon」「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」などのネットモールにおいてEC事業を展開。ECビジネスの高い知見、ノウハウから運営ショップの多くは高い評価を獲得している。関連会社では自社商品の企画や製造も担っており、23年3月期の売上高は59億円で純利益が1億2700万円となった。

今回の買収額は非公表であり、株式譲渡日は2024年2月26日となる。それぞれの雇用や経営体制については当面維持、マキヤの24年3月期の連結業績に与える影響は軽微だとしている。

小売事業とEC事業の融合によるシナジー効果に期待

マキヤは静岡県や神奈川県を中心に、ディスカウントショップや「業務スーパー」などのフランチャイズを約100店舗運営。「少子高齢化と人口減少」「消費者の生活コストの増大による可処分所得の減少」など、今後の経営環境を見据えたビジネスモデルの構築を中長期的な課題と認識していたという。

こうした状況を背景に、マキヤの店舗小売事業とユージュアルが展開するEC事業の融合によるシナジー効果によってマーケット拡大、商品力強化、収益性の拡大などを目指す。また、新たな事業参入による経営リスクの分散など、経営基盤の強化を図るとしている。

ネット販路を活用した商品訴求、ネット情報を分析した売れ筋商品の展開など、様々な相乗効果が期待されるだろう。今後の動向に注目だ。


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