コロナ化、インフレ、気候変動… 激変するアパレル業界をグローバル&長期的視点で解説【おすすめの書籍紹介】

星野新【MIKATA編集部】

今週紹介するのは、経営コンサルティング会社A.T.カーニーのシニアパートナーであり、2019年の著作『2030年アパレルの未来 日本企業が半分になる日』も話題を呼んだ福田稔氏の新刊。現在、大きな変化に見舞われるアパレル業界が抱える課題を洗い出し、その解決に向けた先端的な取り組みを紹介する新刊だ。

アパレル業界で起きている現在進行形の変化と進むべき未来

経済産業省の発表では、アパレルECの市場規模は約2.5兆円(2022年度 ※)で、前年比約5%増。シーズンごとに、その年のトレンドを反映した多くのアイテムが発売されるアパレル業界ですが、業界のトップコンサルタントである福田稔氏は新刊『2040年アパレルの未来 「成長なき世界」で創る、持続可能な循環型・再生型ビジネス』の第1章でいきなり「多くつくり、多く売る」という時代の終焉」として、“「量」の拡大による成長の時代はグローバルで終わりを告げたと考えるべきでしょう”と説きます。

ファッションECを含めてアパレル/ライフスタイル業界はどこへ向かうのか、そこで果たすべき社会的な役割とは? 刺激的かつ示唆に富んだ新刊の詳細は「おすすめの書籍」コーナーでご覧ください。

※経済産業省「令和4年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)」より、物販系分野のBtoC-EC市場規模「衣類・服装雑貨等」の市場規模は2兆5499億円となっている

『2040年アパレルの未来 「成長なき世界」で創る、持続可能な循環型・再生型ビジネス』紹介はこちら

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