ユーザー視点でのアクセス解析「Woopra」、12月より販売開始
顧客視点でのアクセス解析「Woopra」が発売
クラウドコンピューティングサービスを提供するバーチャルコミュニケーションズ株式会社は、顧客視点でのリアルタイムなWebアクセス解析を可能とするアクセス解析ツール「Woopra」を2014年12月より販売を開始すると発表した。
「Woopra」は、2008年にWoopra社が開発し提供を行っているリアルタイム解析サービス。2012年より、ユーザ単位でのアクセス解析を可能にした。アプリとの連携などCRMツールとしての機能を充実させており、北米のEコマース、金融、旅行などの業界で導入されている。
アクセス計測ではなく、ユーザー単位の解析へ
Webのアクセス解析ツールはすでに多数存在しているが、その多くはWebサイトのアクセス状況を計測するもので、アクセス数やトレンドを集計することを目的としており、Webサイトのユーザやユーザセグメントに焦点をあてて分析を行うものではなかった。
そのため、ECサイト等における顧客分析でも、顧客情報や売上データなどにもとづいたものがほとんどで、アクセス解析と結び付けて考えられていないといった問題点があった。
WoopraはWebサイトにおける顧客個人単位あるいは顧客セグメント単位での解析を行う。特定のユーザーがどのページをどのような順番で見ていたかを把握することも可能だ。
ユーザー単位での解析結果から顧客へのフィードバックも
また、Webサイトのアクセス傾向をもとに、ユーザーのセグメンテーションをさまざまな視点から行うことができ、セグメント単位でメールやチャットなどのフィードバックやアクションを指定することも可能。
アクションとしては、単にメール送信などを指定できるだけでなく、DropboxやFreshdeskなどの20以上のアプリケーションを指定して起動させることができる。
Woopraは、これらリアルタイムの顧客視点での解析機能とアクションを指定できるオートメーション機能を持ち、Webサイトを訪問中のユーザに各種アプローチを行うことを可能としている。