東芝デジタルソリューションズが倉庫運用最適化サービス・倉庫管理ソリューション最新版提供開始

ECのミカタ編集部

物流の「2024年問題」の解決に向け、物流IoTソリューション「LADOCsuite®」シリーズを強化

東芝デジタルソリューションズ株式会社(以下:東芝デジタルソリューションズ)は2024年2月16日より、倉庫運用最適化サービス「LADOCsuite®/WES」と倉庫管理ソリューション「LADOCsuite®/WMS」の新バージョンの提供を開始する。

「荷主と運送会社の協調」に貢献

2024年2月16日より提供される、新バージョンの概要はそれぞれ以下の通り。

◆倉庫運用最適化サービス「LADOCsuite®/WES」
出荷バース最適化機能を提供。出荷指示、使用される倉庫のバース、トラックの出発時間、積み回り倉庫の有無などの情報をもとに、出荷遅れなく、かつ荷待ち時間が最小となるようバース計画の最適化を行う。複数棟の倉庫の積み回り順序など複雑な組み合わせを最適化し、バース使用時間を最小化する計画作成が可能となることから、ドライバーの荷待ち時間削減に貢献する。

◆倉庫管理ソリューション「LADOCsuite®/WMS」
運送取引の発注処理から請求処理まで一気通貫でデジタル化できる「IKZO Online」と「LADOCsuite®/WMS」とのデータ連携により、荷主と運送会社がオンラインでつながり、企業間をまたがる配車・運行管理・連絡業務をシームレスに連携。電話・FAXで行われていた配車に関する受発注業務をデジタル化し、事務処理を効率化する。また、運送会社が運送業務を下請け業者に委託している場合には、データ連携により、倉庫の積込予定時間、積載する荷物などの情報が荷主から実運送会社まで一気通貫で共有可能となり「荷主と運送会社の協調」に貢献する。

◆「LADOCsuite®/WES」「LADOCsuite®/WMS」と「IKZO Online」の連携概要

「物流の2024年問題」解決に繋げる

現在は購買形態が店舗からネットにシフトし、配送の需要が伸び続けている。そのため人々の生活や企業活動を支える上で、物流は止めることのできない重要な社会基盤となっている。

一方、物流業界は荷物の小口化や配送の多頻度化、労働力人口の減少、サプライチェーンの多様化などさまざまな課題を抱えている。加えて、本年は「物流の2024年問題」が懸念されている状況だ。

こうした課題の解決には、倉庫における荷役作業の効率化、トラックドライバーの荷待ち時間や待機時間の削減、荷主と運送会社間の事務作業の効率化など、物流現場における生産性、業務効率の向上が求められる。今回提供を開始する新サービスでは、東芝独自の最適化技術でバースでの荷待ち時間を短縮、様々な業務のデジタル化を推進させることに繋がるはずだ。

配車に関する受発注・配車割当・バース割当・出荷作業などの出荷・配送に関わる一連の業務がシームレスに連携できるようになり、荷主・運送会社の業務効率化・省人化が実現する。「物流の2024年問題」をはじめとする課題解決には、ソリューションサービスの活用が不可欠だろう。引き続き今後の動向に注目したい。


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事