米国のホリデーシーズン、日本から米国へのアクセス急増!?
米国セールに日本も注目
米国を中心に事業展開をしているPOPSUGAR Inc.は米国感謝祭(11月28日:小売店のクリスマスセールの前哨戦セール)、ブラックフライデー(11月29日:小売店のクリスマスセール開始日)、サイバーマンデー(12月2日:オンラインショッピングのセール開始日)を含む米国におけるホリデーシーズンのファッションに関するオンラインショッピング動向をまとめた。
その中にはユニークな動きも見られ、特に今年は日本から米国へのアクセスも急増するなど、面白い結果が得られたようだ。
今年の米国オンラインショッピングの動向
1.セール開始時期が早期化
例年は11月28日の感謝祭から開始していたクリスマスセールが、今年は10月末のハロウィンの時期から見られ、小売店のセール前倒しに顧客もあわせてショッピングを開始している。
今年は前年比20%増でセール価格のアイテムが購入されていたが、昨年・一昨年のこの時期は正規価格の商品が購入される傾向が高かったそうだ。
セール時期の前倒しは顧客にとってうれしいことだが、各小売店にとっては競争の激化に苦労が増したといったところだろうか。
2.場所を選ばないタブレット端末からのアクセスが増加
スマートフォン・タブレット端末からのアクセス数が各祝祭日に前年と比較して30%前後増加している。
タブレット端末は場所を選ばず手軽にサイトにアクセスできる利便性から、アクセス数の増加に繋がったのではないだろうか。小売店はそうした現状を受けて、タブレット用のサイトも充実させていく必要が出てきそうだ。
3.日本から米国版ShopStyleへのアクセスが急増
POPSUGAR Inc.が提供する米国版ShopStyleへの日本からのアクセスが増加している。ブラックフライデーとその前の週の11月22日(金)と比較すると、17%の増加が見られたそうだ。
国境は関係ないオンラインショッピングならではの動向といえるだろう。日本から米国へ顧客がアクセスしていたということは、その逆もあるということにも注目すべきだろう。
ShopStyleはグローバルに展開する世界最大級のファッション検索サイトとして、今後も各国のトレンド情報を取りまとめ発信していく予定だ。日本のオンラインショッピング事業者も見逃せない情報をいち早くキャッチするために注目していくといいかもしれない。