PayPay、中国発ECモール「Temu」で利用可能に
PayPay株式会社(以下:PayPay)は、中華人民共和国のPDDホールディングスが運営するECモール「Temu」において、キャッシュレス決済サービス「PayPay」が、2024年3月27日より順次利用可能になることを公表した。
国内コード決済サービス初となる導入
「Temu」における「PayPay」の導入は、国内コード決済サービスとしては初めてとなる。
「PayPay」にチャージした「PayPay残高」「PayPayクレジット」はもちろん、「PayPayポイント」を使用した買い物が可能。また「Temu」はPayPayステップ(定常特典)の対象となりるため「PayPay」決済にて最大0.5%から最大2.0%(※1)の「PayPay」ポイントが付与される。
なお、PayPayでは2024年2月16日から4月15日まで実施されている「超PayPay祭(ちょうペイペイまつり)」にて「削って当てようPayPayスクラッチくじ」キャンペーンを実施している。本キャンペーンは「Temu」も対象となるため、更にお得な買い物が楽しめるだろう。
※1:「PayPayステップ」の条件達成(前月の利用状況)に応じて0.5%から1.0%、1.5%、2.0%と付与率が増加
若年層を含む幅広いユーザーの利用を促進
「PayPay」はサービスを開始した2018年10月当初より、大型チェーン店や中小規模の店舗など、実店舗を中心に導入が広がってきたが、コロナ禍を機に生活様式が変化する中で、オンラインサービスへの導入にも注力してきた。
現在では「Amazon.co.jp」「App Store」「Google Play」などをはじめとする、オンラインサービスにおいても決済が可能になり、2023年のオンラインサービスにおける決済金額および決済回数は前年比1.4倍超にまで成長している。決済時にクレジットカード番号などの入力が不要なことや、オンラインサービスと「PayPay」を連携することなく支払いが完了できるため、オンラインにおいてもコード決済での支払いニーズが高まってきている。
昨今グローバルでEC市場を先導している「Temu」において、「PayPay」が利用できるようになることで、若年層を含む幅広いユーザーの利用を促進し、さらなる決済取扱高の拡大が見込めるだろう。急成長を続けるPayPayの動向に今後も注目したい。