Web広告担当者が答えた最適な「Cookie規制」対策の第1位は? WebのCookie規制対策に関する実態調査を実施
広告効果測定プラットフォーム「アドエビス」を提供する株式会社イルグルム(以下:イルグルム)は、Cookie規制対策をすでに実施しているマーケティング担当者214名を対象に、WebのCookie規制対策に関する実態調査を実施した。本記事では一部内容を抜粋して紹介する。
調査概要
◆調査概要:WebのCookie規制対策に関する実態調査
◆調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
◆調査期間:2024年2月29日〜3月4日
◆有効回答:Cookie規制対策をすでに実施している、マーケティング担当者214名
Cookie規制対策として「ファーストパーティーCookieを使用した計測ツールの活用」が最も支持される
「実施したCookie規制対策の中で、最適だと感じる対策があれば教えてください(複数回答)」(※1)と質問したところ、「ファーストパーティーCookieを使用した計測ツールの活用」が44.8%、「サードパーティーCookieを使わないオーディエンスターゲティング広告等への予算の再配分」が32.6%、「コンバージョンAPIの活用」が31.5%という回答が並んだ。
※1:「実施したことのある、Cookie規制対策の内容を教えてください。(複数回答)」で「上記にはない」「わからない/答えられない」以外を回答した方
半数以上がCookie規制対策の実施で障壁を感じる
「Cookie規制対策の実施において、何か障壁はありましたか」と質問したところ「とてもあった」が21.9%、「ややあった」が43.5%という回答に。半数以上の事業者が障壁を感じていたことが明らかになった。
上記で「とてもあった」「ややあった」と回答した方に「直面した障壁はどのようなことですか(複数回答)」と質問したところ「代替技術/ツールの導入に手間がかかる」が48.6%、「知識補完が追いつかない」が48.6%、「代替技術/ツールの選定に時間がかかる」が45.0%という回答が並んだ。
ChromeのサードパーティーCookie廃止が年内に迫る
本調査によって、実施したことのあるCookie規制対策については「ファーストパーティーCookieを使用した計測ツールの活用」が約半数を占めることが明らかになった。
また、実施したCookie規制対策の中で、最適だと感じる対策について尋ねると、第1位「ファーストパーティーCookieを使用した計測ツールの活用」、第2位「サードパーティーCookieを使わないオーディエンスターゲティング広告等への予算の再配分」、第3位「コンバージョンAPIの活用」といった結果になった。
Cookie規制対策の実施においては約7割が「障壁」を実感しており、具体的には「代替技術/ツールの導入に手間がかかる」や「知識補完が追いつかない」など、手間やスキル面への不安による障壁が上位に並んだ。
ChromeのサードパーティーCookie廃止が年内に迫る中、今まで通りの効果を期待するために計測や配信への対策が必要となる。本調査内容を参考に、今後の対応を検討してほしい。