朝日新聞社がカタログ通販の株式会社ライトアップショッピングクラブの全株式取得 シニア層向け強化
株式会社朝日新聞社(以下:朝日新聞社)は2024年5月14日付で、衣料品、雑貨、食品などの通信販売と店舗販売を営む株式会社ライトアップショッピングクラブ(以下:ライトアップショッピングクラブ)の全株式を取得すること発表。シニア層向け
両社コミュニティを通じた商品、サービス提供を目指す
朝日新聞社はライトアップショッピングクラブの株式を2024年5月20日に取得すると発表。現在同社株を100%保有する株式会社スタイリングライフ・ホールディングス(以下:スタイリングライフ・ホールディングス)と合意し、株式譲渡契約を締結した。
ライトアップショッピングクラブは創業当初より、作り手のこだわりや商品の背景にある物語を伝えることで、愛着をもって長く使ってもらえる商品を顧客へ届けることをモットーとする。
朝日新聞社は、ライトアップショッピングクラブが持つ商品情報を、新聞読者をはじめとする顧客へ紙面やウェブメディア、メールなどで配信。さらに、朝日新聞グループが持つ商品やサービスの情報を、ライトアップショッピングクラブの顧客へ提供する。
今後は両社が持つコミュニティを通じ、顧客の生活を豊かにするような商品、サービスを連携して開発していくという。
シニアライフスタイルを応援する事業の強化
今回の株式譲渡契約について朝日新聞社 代表取締役社長の中村史郎氏は以下のようにコメントする。
「本物志向のシニア層から支持を得ているライトアップショッピングクラブという、大変心強い仲間が朝日新聞グループに加わってもらえました。ライトアップショッピングクラブと朝日新聞社の顧客基盤には広く共通性があり、シナジー効果を高めることはもちろん、新しい事業創造につなげられるものと期待しています。グループ一丸となり、通販事業のさらなる発展、そして『人生100年時代』を見据え、シニアのライフスタイルを応援する事業の強化に力を注いでいきます」
現在、成長中のライトアップショッピングクラブECストアは各カタログや新聞掲載商品のほか、オンライン限定商品や独自の特集ページで前年伸長。今後も高齢人口増加による売上拡大が見込まれている状況だ。
ライトアップショッピングクラブと朝日新聞社の顧客には共通性が高い。株式取得により、シニア層に対する訴求を一層高め、さらなる市場拡大に貢献することが期待されるだろう。