TikTokユーザーの〇〇%が毎日アプリを開いている? 株式会社Utakata調査
ショート動画SNSの運用やインフルエンサーキャスティングを行っている株式会社Utakataは、10代〜50代のTikTokユーザーを対象に「TikTokの利用状況」に関する調査を実施した。本記事では一部内容を抜粋して紹介する。
調査概要
◆調査期間:2024年4月15日〜29日
◆調査方法:インターネット調査
◆調査対象:10代〜50代のTikTokユーザー
◆回答者数:216名
◆出典元:株式会社Utakata
「10代〜20代」の半数以上がTikTokを毎日視聴
「TikTokを平均週何日間開きますか?」については「毎日」が43.1%、「1〜2日」が22.2%、「1日以下」が15.3%、「3〜4日」が12.0%という回答が並んだ。
一方、YouTubeでは「毎日」と回答する利用者が70%と非常に多く、アプリの使用頻度では依然としてTikTokよりYouTubeの方が普及しているようだ。
しかし、年代別では「10代〜20代」ではTikTokを「毎日」利用するユーザーの割合が55.8%と高くなった。このことから、Z世代をはじめとした若者にとって、TikTokは生活に欠かせないSNSとなっている様子がうかがえる。
隙間時間で視聴されるTikTok
「TikTokを平均1日何時間視聴しますか?」については「5〜30分」34.3%、「30分〜1時間」23.1%、「1時間〜2時間」「5分未満」が同率15.7%、「2時間〜5時間」10.6%という回答に。
一方、YouTubeでは「1時間〜2時間」と回答する割合が27.9%と最も多くなった。この結果から、TikTokはYouTubeと異なり、隙間時間で視聴するためのツールとして棲み分けされていることが分かる。
しかし「10代〜20代」の一部のTikTokユーザー層では「2時間〜5時間」の使用率が10%を超えた。このように、TikTokを長時間使用する層の存在は無視できないだろう。
若年層の割合がひときわ高いTikTok
今回の調査では、10代〜50代のTikTokユーザーの利用頻度ではアプリを「毎日」開く割合が多いことが判明。特に「10代〜20代」のTikTokユーザーは、アプリを「毎日」開く割合が全年齢平均値よりも高いことが分かった。
また、ユーザー間ではTikTokは隙間時間にショート動画を視聴するSNS、YouTubeは長尺動画を一定の時間を設けて視聴するSNSと棲み分けができている様子も見受けられた。
しかしながら「10代〜20代」では他の年代に比べTikTokの使用頻度が高い。そのため、TikTokは「10代〜20代」の利用率がひときわ高いSNSであるといえるだろう。
SNSマーケティングを進める場合、ターゲットに応じたSNS選定は重要となる。現状、若年層をメインに訴求したいと考えた際、TikTokは最も有力な候補となるだろう。本調査内容を今後の施策検討に活かしてほしい。