夏ボーナスの使い道は?Ponta消費意識調査

ECのミカタ編集部

第60回 Ponta消費意識調査/2024年6月発表夏のボーナスの使い道、11年連続「貯金・預金」が1位

共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営する株式会社ロイヤリティ マーケティング(以下:LM)は、消費者の意識とポイントの利用意向を把握するため「第60回Ponta消費意識調査」を実施、結果を公表した。本記事では一部内容を抜粋して紹介する。

調査概要

◆調査方法 :インターネット調査
◆調査期間:2024年5月17日~21日
◆回答者数:3000人
▷男性、女性×年代別(20・30・40・50・60代以上)の各10セルで300サンプル
◆パネル:「Pontaリサーチ」会員
※Ponta会員で「Pontaリサーチ」への会員登録をしている方
◆出典元:Pontaリサーチ会員3,000人に聞いた 第60回 Ponta消費意識調査 2024年6月発表 夏のボーナスの使い道、11年連続「貯金・預金」が1位 ~ 昨年と比較してボーナス金額が「増える」層は約半数で、旅行意向が高い ~(株式会社ロイヤリティ マーケティング)

夏のボーナス額は昨年よりも増加傾向に

今年の夏のボーナスが支給される方(見込み含む)に、昨年と比較した支給金額について聴取したところ「増える・増える見込み」という回答が53.6%、「減る・減る見込み」が31.4%となった。

また、夏のボーナスの世帯あたりの支給額(想定額を含む)は、前回調査と比べて「20万円未満」「20万円~40万円未満」「40万円~60万円未満」が減少し、「60万円~80万円未満」「80万円~100万円未満」が増加。中でも「60万円~80万円未満」の増加幅が大きく、1.9ポイント増加した。

1位は「貯金・預金」の一方、旅行意欲が向上

夏のボーナスの使い道は、2014年の調査開始以降11年連続で1位が「貯金・預金」となった。割合では2021年調査以降、減少傾向が続いており、今回は前回調査から0.6ポイント減の33.4%に。

次いで、2位「旅行(宿泊を伴うもの)」(6.0%)、3位「食品(ふだん食べるもの)」(5.1%)が続く。「特にない」は前回調査から1.8ポイント増えて、9.0%という結果に。

夏のボーナスの使い道について、昨年と比べたボーナス支給金額の増減別に見ると、増える層は減る層よりも「旅行(宿泊を伴うもの)」が5.8ポイント高かった。「 旅行(日帰り)」 も2.0ポイント高く、旅行意欲の向上がうかがえるだろう。

「節約したい」と考える割合は半数以上

また、夏のボーナスの使い道に「貯金・預金」と答えた方のうち、用途を「決めている」のは42.9%となった。

貯金・預金の用途については「老後の生活への備え」が63.0%で1位。2位の「将来の消費への備え」(37.2%)と比べると、25.8ポイント高い結果となった。

さらに「節約したい」と考える割合は66.9%と半数以上を占める。厳しい市場動向を背景に、今後の備えとして貯蓄しておきたいと考える方が多いことがうかがえるだろう。

節約志向が強まる中、今年の夏のボーナス全体としては増加傾向にある。中でも旅行需要が増加することが想定されるため、関連アイテムなどの拡充が求められるかもしれない。本調査を今年の夏施策の検討に活かして欲しい。


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