リード獲得の失敗要因、最も多かった理由は? IDEATECH調査

ECのミカタ編集部

【リード獲得の失敗要因を調査】2023年度にリード獲得KPIが未達だったBtoB企業のマーケティング担当者に聞く、目標未達の要因とは?

株式会社IDEATECH(以下:IDEATECH)は2024年7月11日、リード獲得目標未達企業の「2023年度リード獲得」に関する実態調査を実施、結果を公表した。本記事では一部内容を抜粋して紹介する。

調査概要

◆調査名称:リード獲得目標未達企業の「2023年度リード獲得」に関する実態調査
◆調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
◆調査期間:2022年10月27日〜28日、2023年5月15日~16日、2024年7月1日~2日
◆調査対象:2023年度のリード獲得件数の目標を達成しなかったBtoB企業のマーケティング担当者
◆有効回答:111人
◆出典元:「2023年度リード獲得」に関する実態調査(株式会社IDEATECH、リサピー®️)

2023年は「経済的要因」が急増

「あなたが考える、リード獲得目標を達成しなかった要因は何だと考えますか。外部要因として当てはまるものを全て教えてください。(複数回答)」と質問したところ、各年別において以下の通りの結果となった。

◆2023年(n=111)
▷「社会的・市況要因」40.5%
▷「競合の状況」37.8%
▷「経済的要因」34.2%

◆2022年度下期(n=101)
▷「社会的・市況要因」54.5%
▷「競合の状況」43.6%
▷「経済的要因」21.8%

◆2022年度上期(n=103)
▷「競合の状況」47.6%
▷「社会的・市況要因」44.7%
▷「社外技術的要因」25.2%

2023年においては「社会的・市況要因」「社外技術的要因」が減少する一方、「経済的要因」が急増している状況が読み取れるだろう。

リード獲得不達成には「内部要因の方が大きい」

「あなたがリード獲得目標を達成しなかった要因として、「外部要因」「内部要因」のどちらが大きいと考えますか。」と質問したところ、2023年(n=111)は「外部要因の方が大きい」が26.1%、「内部要因の方が大きい」が53.2%という結果に。

2022年度上期(n=103)は「外部要因の方が大きい」が21.4%、「内部要因の方が大きい」が59.2%、2022年度下期(n=101)は「外部要因の方が大きい」が29.8%、「内部要因の方が大きい」が45.5%という回答。

割合に若干の変動はあるものの、一貫して「内部要因の方が大きい」と回答している点は注目すべきだろう。

「ウェブセミナー」の重要性が増し続ける

「あなたがこれまで施策を実施してきたチャネルの中でも、成果が出たチャネルについて、当てはまるものを全て教えてください。(複数回答)」と質問したところ、それぞれで以下のような結果になった。

◆2023年(n=111)
▷「ウェブセミナー」22.5%
▷「広告」21.6%
▷「SNS(Facebook・X・Instagram)」18.9%

◆2022年度下期(n=101)
▷「広告」41.6%
▷「ウェブセミナー」24.8%
▷「SNS(note)」22.8%

◆2022年度上期(n=103)
▷「広告」42.7%
▷「PR」30.1%
▷「SNS(note)」23.3%

2023年に入り「広告」が急減する一方、「ウェブセミナー」の存在感が増し続けている状況が見て取れる。時間や場所を問わずない、利便性の高いコミュニケーションが求められているといえるだろう。

マーケティングを成功に導くためには、過去の失敗事例を参考に「やること」「やらないこと」を整理することが重要となる。リード獲得へ向けた施策検討時に、本調査内容を参考にしてみてはいかがだろう。


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