国土交通省 2024年7月24日に第13回運輸安全マネジメント普及・啓発推進協議会を開催

ECのミカタ編集部

第13回運輸安全マネジメント普及・啓発推進協議会を開催します

国土交通省は2024年7月24日、民間のリスクマネジメント会社・運輸関係団体及び国土交通省が参画する協議会(第13回)を開催し、中小事業者への運輸安全マネジメント制度の普及・啓発活動の推進強化について協議する。

中小事業者への普及・啓発を推進

2012年、運輸安全マネジメント制度に関する中小事業者の理解が進んでいない課題に対して、中小事業者への普及・啓発を推進するため、民間のリスクマネジメント会社、運輸関係等団体及び国土交通省が参画する「運輸安全マネジメント普及・啓発推進協議会」を設立。翌年より、認定セミナー(民間機関等が国土交通省の認定を受けて実施する運輸安全マネジメントセミナー)等を行っている。

今回の開催概要は以下の通りだ。

◆日時:2024年7月24日16:00〜17:30
◆場所:東京都千代田区霞が関2-1-3中央合同庁舎3号館10階共用会議室
◆主な議事
▷第三者認定機関における認定セミナー及び評価に関する今後の取組について等
▷令和5年度の活動の報告
▷令和6年度の活動(案)の承認
・中小規模事業者に対する運輸安全マネジメント制度の普及・啓発活動の推進強化
・第三者認定機関の力量向上のための人材育成の取組等

安全管理体制を構築する

運輸安全マネジメント制度の概要は以下の通りとなる。

◆過去の運輸事業における重大事故の教訓から、各運輸事業者が経営トップのリーダーシップの下、会社全体が一体となった安全管理体制の構築や安全に関する取組について、PDCAサイクルを意識したスパイラルアップを図っていくことが重要。
◆このため、陸・海・空の各事業法を改正し、2006年10月に運輸安全マネジメント制度がスタート。
◆これまでに延べ12453回(2024年3月末時点)の評価を実施し、運輸事業者の安全性向上に大きく寄与。

※画像元:第13回運輸安全マネジメント普及・啓発推進協議会を開催(国土交通省)

「物流の2024年問題」を筆頭に、物流現場は人手不足や業務過多といった多くの課題に直面している。こうした状況において、運輸安全マネジメントはより一層重要度を増すだろう。業務実施状況のチェックを通した、安全管理体制の構築が求められる。本協議の内容に注目、期待したい。


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