アプリやWeb決済も可能に PayPayカード、Google Payへの対応開始

ECのミカタ編集部

「PayPayカード」が Google Pay™への対応を開始

PayPayカード株式会社(以下:PayPayカード)およびPayPay株式会社(以下:PayPay)は2024年7月17日より「PayPayカード(PayPayカードゴールドを含む)」がGoogle Payに対応したことを公表した。なお、 Google Payを利用したタッチ決済への対応は、「PayPayカード」に付帯されている国際決済ネットワークがVisa、Mastercardのカードから開始(※1)される。
※1:JCBが付帯する「PayPayカード」については、Google Pay を利用したタッチ決済に今後対応する予定。対応開始時期は決まり次第公表。

店頭からオンライン決済まで利用可能

Google Payへの対応によって、ユーザーは支払いの際にプラスチックカードを店員に手渡したり、暗証番号を入力するために決済端末に触れたり、紙幣や硬貨をやり取りする必要がなくなる。Android™スマートフォンやスマートウォッチを使って、コンビニエンスストアやスーパー、ドラッグストア、ファストフードレストランなどで、非接触で安全安心な決済が実現するだろう。

また、街の店舗だけではなく、Google PayのSuicaやPASMOへのチャージ、その他多くのGoogle Payに対応したアプリやウェブでのオンライン決済にも利用可能だ。

Google Payでの支払いも、利用特典である「PayPayステップ」「PayPayカード特典」の対象となる。Google Payで「PayPayカード」を利用した場合も、通常利用時と同様に、利用分の最大1.5%(PayPayカードゴールドは最大2.0%)の「PayPayポイント」が付与。また、Google Payでの支払いは2024年8月9日まで開催中の「PayPayカードスクラッチくじ」も対象となる。

※画像元:「PayPayカード」が Google Pay™への対応を開始(PayPayカード株式会社、PayPay株式会社)

さらなるユーザー数獲得が見込まれる

Google Payの利用は店舗での支払時、VisaまたはMastercardのタッチ決済の利用が可能(JCBは今後対応予定)。オンライン上での支払いについては、Google Payに対応したアプリやWebサイトが対象となる。

PayPayは現在、大型チェーン店はもちろん、中小規模の店舗や、自動販売機、タクシー、公共交通機関などへの支払いまで日本全国に拡大。また、オンラインサービスでの支払いや公共料金の請求書払いなど、さまざまな決済シーンに対応している。

QRコード決済を利用するユーザーの約5割がPayPayを使用する(※2)など根強い人気を誇っているサービスだ。今回のGoogle Pay対応によって、より多くのユーザー数獲得が見込まれる。QRコード決済市場に与える影響など、今後の動向に注目したい。

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