ナビプラスが自動脆弱性診断ツール「Securify」のパートナー契約を締結 EC事業者のセキュリティ強化を支援

ECのミカタ編集部

ナビプラス、スリーシェイクと自動脆弱性診断ツール「Securify」のパートナー契約を締結

ナビプラス株式会社(以下:ナビプラス)は2024年8月5日、株式会社スリーシェイク(以下:スリーシェイク)と、自動脆弱性診断ツール「Securify」においてパートナー契約を締結したことを公表した。

EC事業者のセキュリティ強化を支援

ナビプラスはこれまで、ECサイトのコンテンツ・ナビゲーションを最適化する各種マーケティングサービスを提供してきた。そうした中、近年の開発手法の変化を踏まえ、EC事業者のセキュリティ強化を支援することを目的としてスリーシェイクとパートナー契約を締結、「Securify」の提供を開始するに至った。

本提携によって、ナビプラスはEC事業者をはじめセキュリティツールを必要とする企業に対して、セキュリティにおける課題を多角的に支援することが可能になる。また、ナビプラスの専門知識とスリーシェイクの技術が融合することで、両社の製品とサービスの質をさらに向上、顧客に提供する価値の最大化を目指すとしている。

セキュリティ領域の多様な課題に対応

スリーシェイクが提供するセキュリティサービス「Securify」は、SaaS、Webメディア、Webアプリケーション、ネットワークのセキュリティまで多様な課題に対応する統合ソリューション。主な特徴は以下の通りとなっている。

◆Securify WordPress診断
攻撃者に攻撃の糸口を与えるようなWordPressの設定を評価し、WordPressのセキュリティ向上を実現する。

◆Securify Webアプリケーション診断
Webアプリケーションの脆弱性を評価し、継続的なセキュリティテストを実現する。

◆Securify SaaS診断
SaaS上のドライブ内ファイルの公開設定状況を可視化し、情報漏洩管理の向上を実現する。

継続的にセキュリティ品質を担保する

近年、目まぐるしく変わるビジネス要件に応えるためには、迅速な開発だけではなく、高頻度のリリースが必要不可欠だ。こうした状況を背景に、開発手法ではウォーターフォール開発からアジャイル開発へと、より効率的でスピードを重視した形へとシフトしつつある。

一方、開発の速度とリリースの頻度が高まるにつれ、セキュリティ品質を担保することは困難になるだろう。継続的にセキュリティ品質を担保するためには、開発プロセスの中でセキュリティにおける問題を発見して修正できるようにする必要があるとナビプラスは指摘する。

今回のパートナー契約によって、ナビプラスはEC事業者に対する一層のセキュリティ強化支援が可能となった。業界が抱える課題解決に向けた取り組みに注目、期待したい。


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