SHOPLINE、「ヤマト運輸」と配送API連携開始 配送業務の負担軽減へ

ECのミカタ編集部

SHOPLINE、「ヤマト運輸」と配送API連携開始

SHOPLINE Japan株式会社(以下:SHOPLINE)は2024年9月25日より、ヤマト運輸株式会社(以下:ヤマト運輸)が提供する「配送連携API」との連携を開始した。

利便性の高い発送業務が実現する

本連携によって、SHOPLINEを利用する国内EC事業者は、以下4つのメリットを享受し、配送に関する業務負担削減が期待できる。

◆宛名書き不要で二次元コードをかざすだけで簡単発送
発行される二次元コードをかざすだけで荷物の発送が可能になるため、送り状の作成を省略できる。

◆コンビニ・PUDOステーションから荷物が発送
コンビニエンスストア、PUDOステーション(※1)、ヤマト運輸の営業所、マンションのロッカーや一部取扱店など全国4万1000拠点以上から発送可能。

◆発送時の支払い不要
運賃はAPI利用事業者へ一括請求となるため、発送時の手間をなくして、より簡単に発送可能。

◆匿名配送に対応
発送元とお届け先の個人情報(住所、氏名、電話番号)を互いに明かすことなく配送可能。

※1:駅やスーパーなどお客さまの生活導線上に設置されている型宅配便ロッカー

気候変動対策にも貢献

社会課題となっている物流業界の人手不足問題、そして気候変動の緩和に向け、環境に配慮した配送ニーズが高まりつつある。その一方で、EC利用者の利便性向上に資する機能やサービスは、自社でシステム開発する必要があるため、中小規模のEC事業者にとっては導入が難しくなっているとSHOPLINEは指摘する。

こうした状況を背景に、「SHOPLINE」の利用事業者の配送業務の負担軽減を目的として、ヤマト運輸の配送連携APIとの連携に至った。

SHOPLINEを利用する国内EC事業者は、二次元コードによる発送や匿名配送、その他集荷予約、荷物の配送ステータス取得など、配送に必要な機能の利用が可能となる。また、配送はヤマト運輸が提供するカーボンニュートラル配送の「宅急便(※2)」を活用することで、気候変動対策にも貢献する。

国内EC事業者の配送業務の負担を軽減しつつ、持続可能な物流実現へ向けた取り組みとして期待が寄せられる。今後の利用動向に注目したい。

※2:ヤマト運輸は「宅急便」「宅急便コンパクト」「EAZY」について、国際規格ISO 14068-1:2023に準拠したカーボンニュートラリティ宣言を行った。


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