日本郵便、配送方法ナビゲートアプリ「ぽすめじゃー」を提供開始
日本郵便株式会社(以下:日本郵便)は2024年9月27日より、Automagi株式会社(以下:Automagi)と協同開発した、配送方法をナビゲートするアプリ「ぽすめじゃー」の提供を開始した。
写真から配送方法と運賃を案内
「ぽすめじゃー」は、Automagiが有する三辺計測の技術を活用し、iPhone Proのカメラで送りたい荷物などの写真を撮影することにより、サイズを自動計測し、配送方法および運賃を案内するアプリである。
◆サービス概要
▷スマホで送りたいものを撮影するだけで、自動的に3辺のサイズを計測
▷追跡機能がほしい、最短で届けたいなどのニーズに合った最適な配送方法を案内
▷荷物サイズやニーズに応じた配送料金を表示し、料金を比較
運賃や配送方法は、アプリから日本郵便の公式Webページに遷移し案内を実施。リリース当初は、iOS版のiPhone Pro(LiDAR搭載機種)(※1)に対応するアプリを配信し、今後はiPhone Pro以外やAndroid版にも対応するアプリ開発なども目指すとしている。
また、段階的な機能追加や、顧客目線でのUI/UX改善を進めると同時に、2025年度中を目処に「郵便局アプリ」との統合も予定されている。
※1レーザー光の反射を利用して、物体までの距離を読み取る機能
※画像元:「ぽすめじゃー」の画面イメージ(日本郵便株式会社)
多様な配送サービスから最適な選択肢を見つける
日本郵政グループは、2024年5月に策定した「JP ビジョン 2025+(プラス)」において、顧客視点でのデジタル化や、顧客体験の価値向上につながるDXの取り組みを推進している。
日本郵便では、郵便物やゆうパック、ゆうパケットなど、ニーズに合わせた多様な配送サービスを提供している一方、選択肢が増えることで最適な配送サービスを見つけ出すことが困難となるケースが生じていた。
こうした背景を踏まえ、さらなる利便性の向上に向けた検討を進める上で「顧客がより気軽に適切な配送サービスを選択できるアプリ」として、Automagiと共に「ぽすめじゃー」を開発するに至った。
「配送方法の相談が手間」「メジャーが手元にない」「配送方法を比較したい」といったケースに対応するアプリとして、多くの顧客に利用されるだろう。荷物配送のハードルを下げ、より利便性の高い配送サービスになりそうだ。