日本通運、Shopify連携の物流Webアプリ「DCX」で冷蔵・冷凍サービスの提供開始

ECのミカタ編集部

日本通運、ShopifyとAPI連携したEC向け物流Webアプリ「DCX」で冷蔵・冷凍サービスの提供開始

日本通運株式会社(以下:日本通運)は2024年10月2日、ShopifyとAPI連携した物流Webアプリ「DCX(デジタル・コマース・トランスフォーメーション)」のアウトソーシングサービスにおいて、食品や飲料等の温度管理が必要なアイテムを取り扱うEC企業へ向け、冷蔵・冷凍のサービスを新たにリリースした。

−20℃〜+10℃の徹底した温度管理が可能

日本通運は今回、関東エリアの倉庫内に−20℃〜+10℃の温度管理が可能な設備を新たに設け、同社に在庫を委託する「DCX」の利用企業に対して「月額基本料金+個建料金」で、少量の出荷からでも簡単に取り扱うことができるサービスを開始した。

本サービスでは温度管理を徹底するため、倉庫内部に設置した専用の機器から定期的に温度情報を取得し、同社サーバーへの連携を通して状況を監視できる仕組みを設けている。

「DCX」は、ShopifyとAPI連携されたクラウド型のWebアプリであることから導入も簡易であり、インストール後はインターネット経由で、いつでもどこでも在庫やフルフィルメントの進捗を確認することが可能だ。

さらに、NXグループのオペレーションやノウハウを活かしながら、消費期限の管理や即日出荷はもちろん、チラシやノベルティの同梱、オリジナルカートンの制作など、売上やブランドの拡大に向けた多彩なソリューションも提供するとしている。

食の多様化や鮮度維持輸送への需要が高まる

日本通運がD2Cへ向けて提供する「DCX」は、Shopifyとリアルタイムにデータを連携し、顧客自身が作業進捗や在庫明細をインターネット上で確認できる物流Webアプリである。

今回の冷蔵・冷凍サービスの提供背景については、昨今における食の多様化や鮮度維持輸送への需要が高まる中、ECをはじめとしたD2Cビジネスにおいても、少量から簡単に温度管理できる物流フルフィルメントに対するニーズが増加していることが要因であるとコメントしている。

本サービスは商品の鮮度維持、安心・安全な商品送付の実現に大きく貢献するだろう。食品ECへの注目が高まる状況に置いて、今後の市場発展を支える存在として期待が集まるはずだ。


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