ヤフー・データソリューション、「DS.INSIGHT」においてエントリープランを提供へ

ECのミカタ編集部

デスクリサーチツール「DS.INSIGHT」に検索ビッグデータをさらに気軽に活用できる「エントリープラン」を追加

LINEヤフー株式会社(以下:LINEヤフー)が提供する「ヤフー・データソリューション」は2024年11月1日より、デスクリサーチツール「DS.INSIGHT」の利用プランにおいて、月額2万円で検索ビッグデータをインサイト分析などに活用できる「エントリープラン」の提供を新たに開始する。

データ利活用の裾野を広げる

2019年10月に提供を開始した「DS.INSIGHT」は、通常のプランに加え、官公庁・自治体向けプラン「DS.INSIGHT for Gov」や教育・研究機関向けプラン「DS.INSIGHT for Academy」を拡充するなど、ビッグデータ活用の裾野を広げる開発や機能追加を進めてきた。

今回、さらに幅広いターゲットに向けたデータ利活用の裾野を広げるべく、検索ビッグデータから人々の興味関心を分析できる機能のみを搭載した月額2万円の「エントリープラン」の提供を開始する。

本プランの提供に伴い、検索ビッグデータを活用する従来の「People」は、検索キーワードから人々の興味関心を分析できる「Basic」と検索行動を時系列で分析できる「Journey」にリニューアル。本プランでは「Basic」のみが利用可能となっている。

◆「DS.INSIGHT」のプロダクト構成の変更点

※画像元:DS.INSIGHTに新プランが登場!(LINEヤフー株式会社)

中小企業のDXの取り組み課題を解決

独立行政法人中小企業基盤整備機構による「中小企業のDX推進に関する調査(2023年)」(※1)によると、DXを理解している(「理解している」「ある程度理解している」)と答えた企業は49.1%とほぼ半数。回答企業へDXに向けた取り組みの必要性を尋ねたところ、必要としている(「必要だと思う」「ある程度必要だと思う」)割合は71.9%となった。

一方、DXの取り組み状況について既に実施済、あるいは取り組みを検討中(「既に取り組んでいる」「取り組みを検討している」)と回答した企業は31.2%に留まる。課題としては、「ITに関わる人材が足りない」が28.1%、「DX推進に関わる人材が足りない」が27.2%、「予算の確保が難しい」が24.9%といった回答が並んだ。

このような背景を踏まえ「ヤフー・データソリューション」は「データ活用を始めたいが人材が足りない」「予算が確保できない」といった中小企業の課題を解決することを目的に、今回の「エントリープラン」の提供を開始。幅広いターゲットへ手軽にビッグデータを利活用できる環境を整え、データ利活用の裾野を広げることを目指すとしている。

本プランは2024年10月8日より事前申し込みが開始されている。データ利活用による売上向上、販路拡大を目指す事業者は導入を検討してほしい。

※1:出典:独立行政法人中小企業基盤整備機構「中小企業のDX推進に関する調査(2023年)アンケート調査報告書(令和5年10月)」


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