ネットショッピングは楽天市場派?Amazon派? ファンくる調査

ECのミカタ編集部

ネットショッピングは楽天市場派?Amazon派?

株式会社ファンくる(以下:ファンくる)は2024年10月18日、「ネットショッピングについての調査」において「楽天市場派」か「Amazon派」をヒアリングした結果を公表した。本記事では一部内容を抜粋して紹介する。

調査概要

◆調査方法:インターネット調査
◆調査対象:一般消費者
◆回答者:「ファンくる」に登録している全国140万人のユーザー
◆回答者数:994名(男性220名、女性774名)
◆調査時期:2024年8月28日~9月6日
◆調査項目:ネットショッピングについての意識調査
◆出典元:ネットショッピングについての調査(株式会社ファンくる)

60%が「楽天市場派」と回答

本調査の結果、60%が「楽天市場派」であることが判明した。その理由は以下の通りである。

◆配送が丁寧で安心だから(20代女性)
◆ランキングなども見やすくファッションから食品まで種類が豊富(30代女性)
◆楽天ポイントが貯まりやすいから(40代男性)
◆閲覧ページで欲しい商品を探しやすいから(50代以上男性)


配送やサイトデザイン、ポイントなど幅広い面で評価されている様子がうかがえるだろう。

一方、「Amazon派」では以下のような意見が集まった。

◆最安値が多いから(20代男性)
◆ページが比較的シンプルな構成のため(30代男性)
◆送料無料でしかも届くのが早いから(40代女性)
◆商品が多く、宅配ボックスが近くにあるため(50代以上女性)


Amazonでは価格や送料を含む配送面で支持されている様子が見受けられる。また、年齢が上がるほど「Amazon派」である割合が増える点は注目すべきだろう。

楽天市場は「お得」、Amazonは「便利」

本調査では「お得に感じるのは楽天市場」「便利だと思うのはAmazon」という構造が明らかとなった。

「ポイント還元」や「セール」「ふるさと納税」といった面で人気を集める楽天市場に対して、Amazonは「Amazonロッカー」や「配送期間」「定期便」といった利便性が評価された。

今回の結果から、30代と40代を中心に「楽天市場派」が多いことが明らかとなった。「楽天市場」に対してはお得感を感じるという回答が多かった一方、利便性では「Amazon」に軍配が上がる。消費者がそれぞれの強みを理解して、購入商品や目的に応じて使い分けているようだ。

事業者は両サイトの特徴を把握し、消費者が求めているサービスを的確に提示しながら施策を進める必要がある。想定する顧客の年齢層によっても「楽天市場派」「Amazon派」は変動するため、商品やターゲットに応じた展開を進めるべきだろう。


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