Amazon、サステナブルな特徴を持つ商品を見つけやすくするプログラムを日本で開始
Amazonは2024年10月23日、「Climate Pledge Friendly(クライメイト・プレッジ・フレンドリー)」プログラムをAmazon.co.jpおよび法人・個人事業主向けEコマース「Amazonビジネス」で開始した。
サステナブルな特徴を持つ商品を見つけやすく
「Climate Pledge Friendly」プログラム(以下:本プログラム)によって、顧客はAmazonで買い物をする際、リサイクル素材や有機素材を使用した商品、類似商品と比較してエネルギー効率の良い商品など、第三者機関によって認証されたサステナブルな特徴を持つ商品を見つけやすくなる。
日本では、グローバル・リサイクル・スタンダード(GRS)、森林管理協議会(FSC)、フェアトレード、レインフォレスト・アライアンスやエコマークなど、信頼性の高い40以上の第三者認証機関の評価基準によって、少なくとも1つ以上のサステナブルな特徴が評価された商品、計16万点以上が対象。商品カテゴリーは、ビューティー、ファッション、日用品、家電やオフィス用品など幅広く展開されている。
顧客が本プログラムの対象となる商品を見つけやすいよう、商品の詳細ページに葉っぱのアイコンを表示。このアイコンから、その商品に関するサステナブルな特徴や認証情報確認することが可能となっている。個人顧客だけでなく、Amazonビジネスにも提供されるため、法人・個人事業主もサステナビリティ認証を受けた商品を見つけやすくなるだろう。
配送用梱包の削減やリサイクルの推進にも取り組む
本プログラムは、Amazonがパリ協定の目標よりも10年早い、2040年までにネット・ゼロ・カーボンを達成するというサステナビリティのコミットメントをもとに開始。日本に先駆けて、米国、欧州、オーストラリア、メキシコやブラジルなどで展開されており、2023年時点で140万点以上の商品が対象となっている。
アマゾンジャパン社長である、ジャスパー・チャン氏は「Amazonは引き続き認証機関やメーカー・販売事業者様とも連携し、Climate Pledge Friendlyプログラムの対象商品の拡充に努めていきます」とコメントする。
Amazonは現在、日本および世界で最大の再生可能エネルギー購入企業となっており(※1)、日本国内の配送ネットワークにおいては、使い捨てプラスチックの梱包を削減するなど、配送用梱包の削減やリサイクルの推進にも取り組んでいる。環境意識が高まる状況において、本プログラムは多くの顧客からの注目を集めそうだ。
※1 出典:Bloomberg New Energy Finance