安田倉庫、保管・輸送中の衝撃を可視化する「Shock Eye」を発売
安田倉庫株式会社(以下:安田倉庫)の連結子会社である日本ビジネスロジスティクス株式会社(以下:JBL)は2024年10月25日、輸送・保管中の落下等による衝撃の有無を可視化できる衝撃検知ツール「Shock Eye」を新発売した。
輸送・保管中の落下による衝撃の有無を可視化
Shock Eyeを貨物に貼付することで、輸送・保管中の落下による衝撃の有無を可視化できる。詳しい製品特徴は以下の通りだ。
◆Shock Eye製品仕様
▷型式:YG30/P40/R60/LB70/Y80/B90(全6種類)
▷反応G値:25G~100G
▷衝撃検知方向:360度全ての衝撃に反応
▷製品サイズ:Φ5cm、厚み0.8cm
▷製品質量:8g
▷警告ラベルサイズ:15cm×12cm
▷材質
・製品:アクリル樹脂
・警告ラベル:紙
▷使用温度範囲:-20℃~60℃
▷繰り返し利用:使い捨て
▷使用期限:1年間
◆Shock Eyeラインナップ
※画像元:保管・輸送中の衝撃を可視化する「Shock Eye」を新発売(安田倉庫株式会社)
上下左右方向に加えて、前後方向の衝撃検知にも対応
利用方法については、Shock Eyeを貨物側面の見えやすい位置に貼付するだけとなる。その際、貨物の右上に貼付することが推奨されている。
荷造り作業が完了した出荷直前の貨物に1枚貼付するだけで、貨物の上下左右方向の衝撃を検知することが可能となる。また側面と隣り合う面にそれぞれ1枚ずつ貼付すると、貨物の上下左右方向に加えて、前後方向の衝撃検知にも対応する。
◆取り扱い方法
破損トラブルを未然に防ぐ効果が生まれる
国際輸送などで商品を発送する際、落下や衝撃で貨物破損が発生し、対応に苦慮しているという声が多く寄せられていると安田倉庫は指摘。こうした状況において、不特定多数の荷扱い業者が介在する国際輸送などでは、貨物取扱いの注意を喚起し、乱雑な荷扱いを未然に防ぐ警告ツールが求められていた。
Shock Eyeはこれらの課題を解決し、輸送品質向上へ大きな影響を与えるだろう。警告ラベルと併用することで、荷扱い作業者への貨物取扱いの注意を喚起し、乱雑な荷扱いによる破損トラブルを未然に防ぐ効果が期待できるはずだ。
「破損などのクレーム件数の減少」「保険求償手続きの減少」「トラブルの原因究明、対策立案などのワークロード削減」「返品手配や再納品に関連する輸送費用や廃棄費用の削減」といったメリットも考えられる。今後の普及動向、展開に期待したい。